「不登校の自由」主張して実践中の10歳ユーチューバ「ゆたぼん」あなたは賛成?反対?

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   「不登校の自由」を主張する10歳のユーチューバ―「ゆたぼん」こと中村逞珂(ゆたか)君をご存知だろうか。

   「ハイサイまいど、少年革命家、ゆたぼんです」

   ゆたぼんはトレードマークの麦わら帽子をかぶり、「なんで不登校になったかというと、周りの子たちがロボットに見えたからです」「人生は冒険や」「不登校は不幸じゃない」「いやいや学校へ行ってる子たちの方が不幸だと思う」などとメッセージを発信している。

   ゆたぼんはおととし(2017年)、大阪の小学校で、宿題をしていなかったことで担任教師とトラブルになり、学校へ行かなくなった。「先生は叩いたのに叩いてないとうそをついたから、行きたくなくなった」と話す。

   現在は沖縄県宜野湾市で両親と3人の妹と暮らす。学校には行きたい時だけ行き、ふだんは自宅から動画を配信している。学校へ行くのは「給食とか図工のときとか、遠足」。友だちには「自由だなあ」と言われるそうだ。学校側も今のところは見守っている状態だという。

両親は「自分で"なぜ"に気付く育て方してます」

   心理カウンセラーの父親の幸也さんは、「僕がゆたぼんを見て学ぶことも多い。子どもの"なぜ"を追求させてあげる風に育ててきたつもり」と話す。母親のきよみさんは「最初から不登校でいいよというわけではなかったが、ゆたぼんは体が弱かったので、元気で生きてくれたらそれでいいなと思うようになりました」という。

   もちろん批判はあるが、「全然気にならない。スルーしてる」

   不登校に悩む親子から相談が寄せられることもあり、「学校がいやで死にたいという子たちを救いたい」とゆたぼんは言う。阿部祐二リポーターが「今の生活に満足してる?」と聞くと、「うん。自由で何よりだ」と答えた。

   近藤春菜キャスター「ゆたぼんが自分で決めてユーチューバ―になったのはいいと思うけど、これは彼の人生のお試し期間であって、これから急にユーチューバーをやめて別のことを始めてもいいし、道はたくさんあることを大人がサポートしてあげてほしいです。インターネットの世界以外で有名にしちゃうのはどうかな、とも思っちゃいました」

   須藤理彩(女優)「私の娘もいじめにあって不登校だった時期があります。不登校に理由があるなら、それぞれの選択だからいいと思います。ただ、みんながやりたいことだけやって、やりたくないことをやらなくなったら、社会はおかしくなってしまう。自分の自由は、いろんな人がやりたくないこともやってくれてるからだということを教えるのは、親の務めじゃないかなと思います」

文   キャンディ| 似顔絵 池田マコト
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