5日(2019年5月)、金沢市竪町商店街の防犯カメラが捉えた映像が鮮明だった。午前5時20分ごろ、数人の若者が姿を現し、うちの1人が壁になにやら書いた。映像は1つじゃなかった。落書きも複数だが、書いた男は特定されていない。
竪町商店街では、先月29日にも駐車場のトイレの壁に落書きが見つかり、商店街の振興組合がシンナーで消したばかりだった。
ともに大麻・マリファナを吸うという隠語
複数の映像をつなぎ合わせると、書いているのは1人。書かれたものは同じで、「420」という数字と「CHILL」と読める拙い文字があった。
町の景観や落書き文化に詳しい京都都市大学建築学科の小林茂雄教授によると、「420」は「フォートゥエンティといって、大麻・マリファナの隠語として世界中で使われている」「Chillも大麻・マリファナを吸うという隠語」なのだそうだ。
ある商店主は、「ああいうのを書くと、かっこいいと思っているらしいが、かっこよくないし迷惑だ」という。ドアに書かれた飲食店主は、「店をオープンしたばかりだったので、ショックと怒りですよね」
警察は周辺のパトロールを強化して、器物損壊の疑いも視野に捜査しているという。
ヤンヤン