京都・桂川の河川敷で増え続ける野犬 夜こっそりエサやりに来る人とイタチゴッコ

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   京都の名所・嵐山に近い桂川の河川敷で野犬が繁殖し、群れが横行している。

   渡月橋の下流2キロ付近で、高さ1メートルの薮がしげり、人が近づくと激しく吠えたてる。近くには子どもたちが遊ぶグラウンドがあり、近隣住民は「かまれないようにしないと」「夜はまるで野犬の運動会です。早く安全になってほしい」と神経をとがらせている。

「犬のエサちゃうで、ご飯の残りや」と残飯をばらまく

   京都市は去年(2018年)4月からの1年間で42匹を捕獲した。うち20匹が子犬で、市動物保護センターの河野誠獣医師は「それだけ増え続けているということです。ドックフードやドライフードがばらまかれ、エサが豊富なので繁殖します」と話す。

   取材スタッフが現場に張り込むと、夜8時半過ぎに紙袋を持った男性が現れ、まき始めた。「犬のエサちゃう。ご飯の残りや。犬食べるの、知らんで」とすっとぼけて走り去った。7分後には残飯はすっかり食べつくされていた。

   さらに、中年と高齢の女性に幼い子ども2人という4人連れがドックフードを持ってやってきた。中年女性は「そんなに長いことあげてない。エサをやっているから、犬は攻撃してこないでおとなしい。やらないと(犬も)イライラする」という主張を並べたてた。

   司会の小倉智昭「犬好きは可愛いと思うのだろうけど、困っちゃうね」

   森本さやかアナ「最初にえさをあげてはいけません」

   京都市は危険なうえに感染症の恐れもあると、エサやりをしないようアナウンスや看板で呼びかけるが、いたちごっこの様相だ。

   夏野剛(ビジネスリーダー)「こういう問題はいろんなところにある。どこかで割り切らないといけません。行政の役割をもう少し強める必要があります」

   自分で飼わずにエサだけを与える人が、周辺に危険や迷惑をばらまき続けている。

文   あっちゃん| 似顔絵 池田マコト
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