野村克也「サッチー不在1年」酒も呑まずぼやく相手もいない無聊・・・男の弱さがわかるよ

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   サッチーこと野村沙知代とは何度か2人で食事をした。彼女も亭主の野村克也と同じで酒を呑まないが、食べることは好きだった。さまざまな批判があった女性だが、私には普通のオバアチャンだった。正直にいうと、サッチーは80歳で亡くなった私の母親にそっくりなのだ。呑みながら話を聞いていると、「おふくろ」と思わずいってしまいそうになったことが何度かあった。

   彼女が亡くなって1年以上が経つ。突然、彼女にいなくなられた亭主の野村は、「ショックが大きすぎて、なかなか事実を受け入れられなかった」と語っている。

   今回、週刊新潮は「孤独との向き合い方」というタイトルで、野村インタビューをやっているが、今でも家に帰ると、「サッチーがいない家が、ものすごく冷え切っているような感じがする」といっている。

   私から見ても、主導権はサッチーが圧倒的に握っていた。野村は今でも浮気ができないという。「みんなサッチーのお化けが怖いんじゃないですか(笑)」「女房に先立たれると、男の弱さがわかる」

   野村が得意の「ぼやき」を聴く相手がいないのだから「さみしい」だろう。酒を呑まなかったから、45歳まで現役でやれたと話しているが、田園調布の広い家で、サッチーがすわっていた椅子に腰かけて、テレビの野球中継を見ているとき、酒が呑めたらとは思わないのだろうか。

   あれほど個性の際立った女房が急にいなくなったら、どんな亭主でも喪失感に襲われ、どうしていいか分からなくなるだろう。私にも懐かしい女性である。

   今の野球はつまらないと野村はいう。ONほどの天才はそれ以降出てきていない。巨人が原を監督に戻した意味が分からないとも。

   アサヒ芸能が、巨人軍ピッチャーの澤村拓一(31)が、4月中旬(2019年)、東京・新宿区の飲食店が並ぶビルのエレベータ内で、見ず知らずの人の首を絞め上げる暴行を働いたと報じている。本人は泥酔状態でまったく覚えていないそうで、被害者が麻布署に被害届を出したが、その後、示談が成立した。球団側は何の処分もしなかった。

   澤村は5年前にも六本木で暴力事件を起こしている。彼が入団した時は騒がれたものだった。がっしりした身体から投げる球は威力があり、バッタバッタと三振の山を築いた。どこでこんなに落ちこぼれてしまったのだろう。

   アサ芸編集部に澤村は回答書を寄せ、その中で「お酒を二度と飲まないという断酒の誓いを立て」、チームの優勝に貢献できるよう精進していくと書いている。いっそ他球団へのトレードを志願し、心機一転、一から始めてみたらいいと思う。才能はある男なのだから。

フジ久慈暁子アナ「ほぼ同棲生活」またヤクルト選手の原樹理!なんであの球団ばっかり?

   こちらは不祥事ではないが、体操のカリスマ・内村航平(30)がまさかの予選落ちで東京オリンピックへの出場も危うくなってきた。ポスト内村と目されている白井健三(22)も絶不調で、五輪でのメダル獲得に暗雲が垂れ込めていると、週刊新潮が報じている。

   内村におんぶにだっこで、後進を育ててこなかったツケが来ているわけだが、体操界も一度どん底へ落ちて、這い上がってこられるかどうか試してみたほうがいいと思う。

   フライデーが、フジテレビの久慈暁子(24)アナがヤクルトの先発・原樹理(25)と「ほぼ同棲生活」していると報じている。フライデーDIGITALによれば、<「久慈アナは、ポスト加藤綾子と目される人気アナです。局の期待は大きく、4月からは入社3年目としては異例の『めざまし土曜日』のメインキャスターに抜擢されています。一方の原は、ドラフト1位で16年にヤクルトへ入団。入団当初はプロの壁にぶち当たりましたが、今季は先発ローテの一角を担っています」(スポーツ紙記者)>

   もともと、ヤクルトとフジテレビの女子アナとのつながりは長い。古田敦也と中井美穂、石井一久と木佐彩子、最近でもライアン小川と三上真奈など、多くのカップルが生まれているのである。久慈アナも、フジの先輩アナから原を紹介されたそうで、付き合いは1年ぐらいではないかという。

   <「新元号の発表に日本中が沸いた4月1日。番組収録を終えた久慈アナは、夕方4時頃から、出勤ギリギリの2時40分まで原の部屋に滞在。4月2日は原の今シーズン初登板の日だっただけに、"開幕前夜"をどうしても一緒に過ごしたかったのだろう」(同)>

   このままゴールインとなるのだろうか。野球界は年上女房がいいといわれるが、1歳年上の原が彼女をうまく御せるのだろうか。いささか心配だ。

   同じフライデーが、経済産業省のキャリア官僚が覚醒剤を密輸したとして逮捕された事件を報じている。東京大工学部を卒業して、現在は製造産業局・自動車課課長補佐の西田哲也容疑者(28)である。

   アメリカ・ロサンジェルスから国際スピード郵便で取り寄せていた。ファッション誌の袋とじの中に隠していたが、東京税関で発見され、西田が自宅で受け取ったところを逮捕された。量がすごい。約22グラムというと500回以上使用できて、末端価格は130万円以上になるそうだ。

   なぜ西田がこれほど大量の覚せい剤を密輸しようとしたのか。販売目的ではなかったのか。だとすれば、霞が関が覚醒剤汚染されているのではないか。これからが本番かもしれない。

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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