ファッションの世界的祭典「メットガラ」が、7日(2019年5月)、アメリカ・ニューヨークのメトロポリタン美術館で開かれ、例年以上に奇抜なファッションが披露された。
メットガラは、世界的スターたちが「テクノロジー」(2016年)、「カトリック」(2018年)など、毎年違ったテーマで豪華絢爛な装いを披露することで知られる一大イベントだ。
20キロのシャンデリア着たケイティ・ペリー「さわらないで!倒れちゃうから」
71回目の今年のテーマは「キャンプ」。といっても、アウトドアのキャンプではなく、「大げさな」「誇張した」というファッション用語だ。ファッションジャーナリストの宮田理江さんは、「やりすぎを認めるというか、いたずらっぽいおしゃれを楽しむのが見どころ」という。
ショッキングピンクのガウンドレスで登場した歌手のレディーガガは、次々とドレスを脱ぎ、ピンク→黒→ピンク→黒の下着姿の4変化を披露して歓声を浴びた。
重さ約20キロのシャンデリアを身に着けた歌手のケイティ・ペリーは、「絶対に私に触れないで。ちょっとでも触れられたら倒れるから。40パウンドよ。精神力で乗り切るわ」と笑いを誘った。
女優のゼンデイヤはシンデレラで登場。魔法使い役が杖を振ると、グレーのドレスが青く輝き始める仕掛けで、靴を片方残して立ち去った。
ミッツ・マングローブ「女装の私たちはとっくにやってる」
メットガラのチケットは1枚約330万円、グループ利用のテーブル席は約3000万円だという。
司会の加藤浩次「オリンピックのチケットが安く感じますね。でも、ここまでくると、欽ちゃんの仮装大賞みたいです」
ミッツ・マングローブ(歌手、女装タレント)「男性が女性の装いを大げさにやっている私たちみたいな人のことも、キャンプと呼ぶんです。(メットガラでは)それを女性たちがやっているという、面白い逆転現象ですよ」