フランス海辺のミステリー「30年も流れ着く猫型電話機の破片」ついに謎が解けた!

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   フランス西部のブルターニュ地方で、住民を不気味がらせていたミステリーの謎が解けた。小さな海岸に、30年以上もオレンジ色の猫型電話機の破片が漂着し続けていたのだ。

   野上慎平アナ「長きにわたる怪奇現象です」

   流れ着いた部品は、去年(2018年)だけでも200個以上。つなげてみると、アメリカ生まれの猫のキャラクター「ガーフィールド」をかたどった電話機だと分かる。38年前にアメリカのおもちゃメーカーが発売したものだ。

   海岸美化ボランティア代表のクレール・シモナンさんは、「18年前にボランティアを立ち上げたころから、掃除をするたびにいつも見つけていました。でも、どこから流れてくるのか分からなかった」と話す。

   シモナンさんたちは2年前から調査を始めた。すると、地元で農業を営む男性から、1980年代初めに干潮時だけ現れる洞窟で、ガーフィールド電話機が大量に入ったコンテナを見つけたという情報を聞いた。

   行ってみると、確かに洞窟内にはコンテナの破片や電話機の部品があった。

船で輸送中に海にコンテナ落下――世界中で年間1万個も

   実は船で輸送中にコンテナが海に落下することは珍しくなく、世界中で年間1万件もあるという。しかし、なぜ漂着が30年以上も続いているのだろうか。

   東海大学海洋学部の山田吉彦教授は「流出のタイミングが年2回に限られているからでは」と見る。年に2回の大規模な大潮「彼岸潮」で洞窟内の海水が一気にかき回され、強い引き潮によって外に流れ出るのではないかというのだ。ただ、流出は少しずつなので、30年以上も続いているらしい。

   浜田敬子(「ビジネスインサイダージャパン」統括編集長)「年間で1万個ですか。積もりに積もってすごい数のコンテナが海に漂流しているということですね」

   司会の羽鳥慎一「100年だとしたら100万個ですもんね」

   野上「損害保険の始まりは、海上の輸送だったみたいです」

   テレビ朝日コメンテーターの玉川徹はこの話題に興味がなかったようで、コメントを求められると「次いこっか」とそっけなかった。確かに「へえ...」とか「ふぅん...」としか言いようのない落ちではあった。

文   ピノコ| 似顔絵 池田マコト
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