英国時間5月6日(2019年)午前5時26分(日本時間午後1時26分)、英王室のメーガン妃(37)に第一子が生まれた。子どもは3260グラムの男の子。母子ともに健康で、出産には夫のヘンリー王子(34)も立ち会った。しかし、この出産劇は英王室としては異例づくしのものとなった。
「出産をプライベートなものにしたい?」
元米国女優のメーガン妃がヘンリー王子と結婚したのは昨年(2018年)5月19日。その後10月に妊娠が発表されたが、「出産をプライベートなものにしたい」というメーガン妃らの意向を受け、詳細は明らかにされなかった。また、出産場所にセントメアリー病院を選んだダイアナ妃やキャサリン妃に対し、メーガン妃は自宅であるフロッグモアコテージで出産した。
英王室ではすぐのお披露目も恒例で、キャサリン妃の長男、ルイ王子のお披露目は出産からわずか8時間後だった。しかし、今回はお披露目どころか写真も公開されなかった。ニュースサイト「テックインサイト」の村上あい編集長は、「開かれた英王室の出産スタイルに逆行する閉ざされた出産です」と指摘する。
英国民は「本当に素晴らしいニュース」と喜ぶ一方、出産前後の情報がまったく公開されず、マスコミを含め「どこで待てばいい?」という状況になり、お祝いムードが盛り上がることのない中での出産となった。
司会の加藤浩次「英国でも、『お披露目してくれよ』と『自由にしてもいいんじゃないか』と分かれている」
ロバート・キャンベル(日本文学研究者)「メーガン妃は米国人で元女優、離婚歴もあり、お母さんがアフリカ系。誹謗中傷にさらされたこともあって(子どもを)守りたいのではないか。(英王室の出産はこれまで)陣痛が始まる時からアナウンスし、8時間後にお披露目している。こんなことは現代では通じないとイメージを刷新していきたいのでは。メーガン妃は子どもをジェンダーフリーで育てるとしているが、英国の若い人にはそれが通じる」
高橋真麻(フリーアナウンサー)「英王室にはキャサリン妃が王道でいてくれるので、メーガン妃みたいな人がいてもいいのでは」
みっちゃん