交際していた3人の男性を殺害したとして死刑が確定した木嶋佳苗死刑囚(44)が、獄中で3度目の結婚をしていた。相手は週刊新潮の編集者で、結婚したことは新潮社も知らなかったという。しかも、これをすっぱ抜いたのがライバルの週刊文春(5月2日・9日号)ときたもんだ。
最高裁で木嶋の死刑が確定したのは2017年5月だから、まもなく2年になる。週刊文春が「X氏」として伝える週刊新潮のデスクは、40代前半の長身のイケメン。木嶋の「遺言手記」の担当記者で、その名前は木嶋のブログ「拘置所日記」の中に、既婚者の「王子」としてたびたび登場していた。
「モ、モデル!? 顔が!しゅっ 髪が!くるん 服が!ピシッ・・・半端じゃないこなれ感。オシャレの洗練度合いが神ってる・・・王子様かと思いました」(拘置所日記)
妻子いるのに離婚してまでなんで!?
X氏は週刊文春の取材に、「結婚したのは昨年一月(2018年)です。彼女の記事を手掛けた後、死刑が確定するという流れがあって、取材者と被取材者の関係を超えて思いが募ったということです。・・・私が独断でやったことであり、今後彼女について記事を書くこと基本的にはないと思います」と答えている。
スポーツニッポン紙は「X氏には妻子がいたが、木嶋と結婚するために離婚したと聞いている」という関係者の話があった。X氏は今年1月になって、新潮社に婚姻の書類を提出したという。編集長も知らず、社内は騒然となったそうだ。
木嶋は獄中で3回結婚している。最初は2015年3月に60代の不動産会社勤務の支援者男性だったが、翌年に離婚した。その後、逮捕前から知り合いだった男性と結婚し、3度目がX氏というわけだ。
「旦那になってもらうと、差し入れの量や質が全然違うの」
木嶋と文通・面会があるフリージャーナリストの八木秀和氏は、「普通の支援者・友人として会う時と、旦那として会う時とでは、差し入れの量や質が全然違うと、(木嶋が)いっていました。打算もあると思います」という。八木氏にも結婚の誘いがあったが、「表向きの優しさより、裏に潜む怖さの方が強かった」
司会の国分太一「スクープを取るために、死刑囚と結婚ですか?」
堀尾正明キャスター「接見は限られた時間内に話すので、心の扉をオープンにする。相手の人間性に触れる。人間関係が深くなる。相手をもっと知りたい――というのは恋愛と同じでしょうね」
増田ユリヤ(ジャーナリスト)「(Xさんは)新潮社をやめて他で書くことはあるかもしれないが、今の立場では書けないといっていますよね。人を好きになるのは理屈じゃない」
新潮社はこの結婚も「プライベートなもの」としている。