ハンガリー・ブタペストで行われている卓球世界選手権の男子シングルスで、張本智和選手がはるか格下の選手に4回戦で敗れる波乱があった。張本は現在は世界ランキング4位で、きのう25日(2019年4月)に対戦した韓国のアン・ジェヒョン選手は157位だ。
試合開始直後から主導権を握られ、1度もリードを奪えないまま第1ゲームを失う。第2ゲームは盛り返したが、相手のサーブに苦戦を強いられ、第3、第4ゲームを連取され、第5ゲームは取り返したが、流れを引き戻すことはできず、2-4で敗れた。ベスト8に残れなかった。
たった1回の負けが悔しくてたまらないです
試合後はコートサイドに座り込み、「実力が落ちたという、ただそれだけだと思います」と気丈に語ったが、「どんな大会でしたか」と質問されると、「きのうまでは本当に楽しかったです」としゃくりあげ、「たった1回の負けが悔しくてたまらないです」と涙が止まらなくなった。
「オリンピックまで時間がないので、自分が強くなるために練習を頑張るしかないと思います」と前を向いた。
司会の加藤浩次「この時期の負けは、(東京オリンピックに向けて)まだまだプラスになりますよね」
大畑大介(ラグビー元日本代表)「プラスにしなければいけません。あの場面で、あれだけの悔しさを表現できるのは、なかなかないことです。この悔しさが自分の中では大きなエネルギーになっていると思います」
文
キャンディ| 似顔絵 池田マコト