東京・恵比寿の大群ミツバチ どこから来た?意外に住みやすい都会――農薬散布ないし天敵いない

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   東京・恵比寿のビル街の真ん中にきのう18日(2019年4月)朝、ミツバチの大群が現れて、道ゆく人を驚かした。「分蜂」といって、春から初夏にかけて見られるのだが、大都会のいったいどこから来たのか。実は、東京にはたくさんのミツバチがいる。

   JR恵比寿駅前の街灯の広告フラッグに、何千というミツバチが群がっている。通行人を襲いはしないが、飛び回るのでちょっと怖い。保健所からの連絡で養蜂家が駆けつけて、用意した巣箱に追い込んで一件落着となった。けが人もなかった。

ベランダのガーデニングで蜜集め

   養蜂家によると、ハチはセイヨウミツバチで、日本にもともといる種類ではなく、蜜を取ったり受粉のために導入された種類だ。新しい女王蜂が生まれると、古い女王蜂が働き蜂を連れて巣を出て行くのが分蜂で、新しい巣ができるまで、どこかに群がっているという。都心の気温が20度を超えたこの日は、江戸川区の公園でも分蜂が見られた。

   司会の国分太一「ニホンミツバチとか、毎年取材しているんですけど、分蜂がいつもより早い感じがしますね。街中で起きると違和感がありますが、慌てることはないんですよ」

   古谷有美アナ「そもそも、どうして東京でミツバチが大量に発生するかというと」と解説する。都会は農薬散布も少なく、天敵も少ない。マンションでもベランダでのガーデニングなど花は多い。

   国分「玄関やベランダに多いですよね」

23区内に100件近い養蜂家

   「都市型養蜂」というのがあって、マンションの屋上など、23区だけでも93件も養蜂が行われているそうだ。恵比寿のハチも近くから巣分かれしてきたのは間違い。

   国分「ミツバチはすごく大切で、イチゴなんかは、ハチがいないと受粉できないので、イチゴのビニールハウスには必ずミツバチの巣があります」

   古谷「街中で大量のハチを見かけても、刺激しないように。保健所へ通報するのが無難です」

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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