沿道と一体になった天皇皇后「伊勢神宮・退位報告」6時間前から場所取り

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   天皇皇后両陛下はきのう18日(2019年4月)、宿泊していた伊勢神宮内宮から約4キロ離れた伊勢神宮外宮へと向かった。沿道には多くの人が詰めかけ、車列に向かって手を振り、両陛下も車の窓を開けて応えられた。

   鹿児島から来たという女性は「感激して涙が出ました」と感慨深そうに話し、両陛下を24年間追い続けたという藤原美鈴さん(63)は「寂しさもあるし、感謝もあるし、複雑ですね」と語った。宇治山田駅の前には、6時間以上前から場所取りをする人々の姿もあった。

警備の機動隊もソフト対応

   日本テレビ皇室担当の笛吹雅子記者は、「会う人すべての方に、陛下からも感謝の気持ちを伝えられているような、双方向の気持ちのやりとりを感じました」「午前中の儀式のときには厳かな表情だったのが、午後に参拝された参道では、穏やかなホッとしたような柔らかい表情をされていたので、ひとつ肩の荷が下りたような思いを抱かれているのかなと、感慨深く同行しました」という。

   阿部祐二リポーター「警備にあたる機動隊員たちが、『あと何分で来ますよ』『このあたりでお手振りがありますよ』などと、沿道の方々の側に立った警備をしているのが印象的でした」

   菊地幸夫(弁護士)「昭和から平成に替わるときは、天皇がお亡くなりになったということで、全然違う雰囲気でした。今回のムードを見ると、素晴らしい代替わりだなと思いますね。いかに陛下が国民の中に入られていたかがよくわかります」

   司会の加藤浩次「新しい皇室像が作られたなと感じます」

文   キャンディ| 似顔絵 池田マコト
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