キャッシュレスはこんなに怖い!QRコードは盗撮され、災害時は使えない
さて、PayPay、R PAY、LINE PAYだと喧しい。政府は、2025年までにキャッシュレス決済を40%(現在は20%程度だといわれる)にまで高めるといい出している。10月の消費税率引き上げから9か月間限定で、中小店舗でキャッシュレス決裁した場合は5%、コンビニなどフランチャイズ店舗では2%を消費税に還元すると決めた。
昨年12月に100億円キャンペーンをやったソフトバンクとヤフーのペイペイ、20%還元キャンペーンをやっているLINEペイなどはQRコードでの決済だ。政府やそれにベッタリの企業がやることには必ず裏がある。それもおいしい話だったら絶対乗ってはいけない。
そんなやり方では、個人情報だけではなく、銀行口座やクレジットカードの暗証番号が簡単に盗まれ、被害者が続出するに違いない。そう思っていたら、援軍来たる。週刊新潮が「キャッシュレスのバスには乗らない」という特集を組んだのだ。
いろいろ書いてあるが、要約すれば、使いにくくて、<「ペイペイは一度チャージしたお金を銀行口座に戻せず、LINEペイは手数料が216円かかります。また、放置すると、ペイペイは最後の利用から2年、LINEペイも5年でチャージしたお金が消滅します」(経済ジャーナリストの荻原博子)>と、業者が儲かるようにできているのだ。
週刊新潮がまとめてくれた、各種の「ペイ」サービスのデメリットを書いておこう。利用者がQRコードを読み取るとき、金額も自分で入れる。間違えて200円を20000円と入れ間違えたらどうするんだ! 銀行口座やクレジットカードの登録が煩雑。QRコードは盗撮されるリスクがあるという。電波状況が悪い場所では使えない。地震や災害でも起きたら使えないのでは、本当に困ったときには役に立たない。残高不足の時は、不足分を現金やクレジットカードで支払いにくいそうだ。
今のバカ者・・・じゃない、若者たちは、それでなくとも携帯に全情報を入れて持ち歩いている。指紋認証やパスワードを入れないと使えないようにはできるが、毎回やるのは面倒だから、落したり盗まれたら情報は簡単に流出してしまう。情報漏えいのリスクを考えると、現金のほうがはるかに安全安心なのだ。もっとも、ペイペイが、カネがなくなるとそっちの懐からチャージしてくれるというなら話は別だが。
あすは、個人情報を盗まれないようにする究極の仕組み、ブロックチェーンのお話だ。