「日本の小学校でずっといじめにあってきた」クルド人少女が声を上げた!からかいやトイレ閉じ込め

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   埼玉県川口市の小学校を今年3月(2019年)に卒業したクルド人の少女が、6年間いじめを受け続けたと声をあげた。

   クルド人は「国を持たない世界最大の民族」と呼ばれ、3000万人の人々がトルコやイラクなど中東の国々で暮らしている。トルコ国籍を持つ少女の両親は2009年に、安心して暮らせる環境を求めて日本へやって来た。

   少女は川口市内の公立小学校に入学したが、「いじめは1年生からありました。名前でふざけたり、名前の一部をとってあだ名にしたりされました」と話す。6年生の時には、女子児童11人にトイレに2時間閉じ込められたこともある。「トイレから出たら、何度も蹴られて、また押されてトイレに入って、そこにいて気持ち悪くなりました」という。

   教室で「机を蹴られて、椅子を引っ張られて、何度も何度も背中を蹴ってきて、めまいがするようになって、死んじゃうのかなって思った」こともあった。少女の背中にできたあざを見つけた両親が学校に確認したが、対応してもらえなかったという。

『スッキリ』取材に学校は開き直り「いじめはあったが指導した」

   少女はショックで小学校を休むようになったが、卒業式には勇気を振り絞って出席した。少女が洋服に隠して撮影した動画には、「やばい、鼻が伸びてきた。鼻が伸びた、鼻が伸びた」と鼻が高いのをからかう男子や、式のために新調した洋服を「うんこ色の服装だよ」という揶揄があった。

   少女はこの動画を学校側に見せたが、「校長先生に信じてもらえなかった」と少女の母親は話す。「スッキリ」が学校を取材すると、「いじめはあったと認識しています。子ども同士のトラブルやいじめを含め、他の児童と同じように丁寧に相談に乗り、一つ一つ指導してきました」と開き直った。

文   キャンディ| 似顔絵 池田マコト
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