沖縄列島の最南端、宮古島がいまバブルだという。観光客が押し寄せ、ホテルの建設ラッシュで地価の高騰しているのだ。宮古島は沖縄本島から300キロ。大小6つの島からなる群島で、美しい自然が残っていると、海外にも知られている。
2015年には伊良部島との間に伊良部大橋が完成して、車で行き来できるようになった。橋自体も新たな観光スポットだ。これに伴って、伊良部島の畑地の宅地転用ができるようになり、ホテル建設などで砂浜に面した土地などが値上がりした。不動産業者によると、2、3倍から10倍で、安いところだと500倍というところも出たらしい。
昨年末(2018年)にオープンした外資系ホテルは、2人で1泊17万円のスイートなど、新婚向けだ。みやこ下地島空港も開港して、ジャンボ機の発着も可能になった。7月からは香港からの定期便が入る。空港ターミナルは明るく、リゾート気分いっぱいの演出になっていて、2021年度には旅客30万人を目標としていると。
台湾、中国から押し寄せるクルーズ船
観光クルーズ船も人気だ。平良港には台湾、中国、東アジアからの大型のクルーズ船が入ってくる。まだ桟橋がないので、沖合から小型船での上陸になるが、今年は190隻の予定だ。台湾からの観光客は「宮古島の海がきれいなことは台湾でも有名」と話す。
中国語の看板は当たり前。人民元で買い物ができる店もある。観光客は日中を島で過ごして、夜は船に戻る。来年は岸壁ができる予定で、そうなると年間に250隻が入れると見込まれている。
しかし、土地の高騰は、ホテル建設や港湾工事関係者らの宿舎確保を困難にしている。ワンルームで15万円と東京並みである。島民も住めるところがなくなってきた。
宮古島が大好きな火曜コメンテーターの千原ジュニアは、島の観光大使でもある。おすすめは東洋一の前浜ビーチと日本最大級のサンゴ礁の八重干瀬(やびじ)だそうだ。
司会の国分太一「きのうも行ってたらしいです」