あまりにも壮絶な20年の夫婦生活 ハンマーと熱湯で殺された元夫はなぜ逃げなかった?

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   同居している元夫を殺害したとして、東京都三鷹市に住む秋山朝子容疑者(55)が逮捕された。朝子容疑者は元夫の秋山均さん(60)に、日常的に暴力をふるっていた疑いがもたれている。

   事件が起きたのは14日(2019年4月)の午前中。床で寝ていた均さんにベッドに行くよう促したが、起きないことに腹を立ててハンマーで頭を数回殴り、さらに洗面器に入れた熱湯をかけた。その後朝子容疑者は「ひっくりかえって起きない」とみずから119番通報した。均さんは皮膚がめくれるほどの火傷を負っていた。

知人にとって「妻の暴力」は日常風景だった

   朝子容疑者と均さんは、20年ほど前から事件現場のアパートで暮らしていたが、夫婦仲は良いとはいえず去年7月に離婚。なぜかその後も生活を共にしていたが、同居生活は壮絶なものだった。均さんと板金業の会社で同僚だった人は、朝子容疑者が日常的にDVを行っていたと証言する。蹴飛ばされて、殴られて目にアザを作った均さんはから「逃げたい」と相談を受けたこともあるという。

   均さんは「(朝子が)パチンコで10万円すった、ゲームをやって携帯で月8万使ってどうしようもない」と知人にこぼすなど、朝子容疑者の浪費にも悩まされていた。近所の人も家賃の滞納や借金の取り立てがあったと証言する。朝子容疑者は清掃のパートをしていたが、3、4年前に足を悪くしてから引きこもりがち。家計は均さんは支えていた。

   朝子容疑者は警察の調べに対し「家事を手伝ってくれないので不満がたまっていた」と供述している。しかし、均さんの知人は「奥さんが夜のご飯支度の買い物に行ったのを見たことがない。家事は均さんがしていた」と語る。

   阿部祐二リポーター「パートの収入を全部自分の遊興費につぎ込み、口出しすると殴られるという壮絶な夫婦生活が20年間続いてきた。朝子容疑者がパートをやめ、夫の負担が重くなったことがポイントだと思う」

   司会の加藤浩次「仕事も家事もやってくれる夫がいるのに『家事を手伝ってくれず不満』というのが不思議」

   阿部「我々の取材によると、家事は主に均さんがやっていたはず。家事を思った通りにやってくれないということかな」

   高橋真麻(フリーアナウンサー)「ハンマーと熱湯という時点で狂気を感じる。周りの方の証言聞いていると亡くなられた方気の毒」

   箕輪厚介(編集者)「自分のわがまま、依存がどんどんエスカレートして殺害までいった。周りも異変に気付いていても、それが近所では日常的な光景になっていた。ただ、度が過ぎていると感じた時に、周りが助ければ殺害までいかなかったのかも」

みっちゃん

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