東大入学式、上野千鶴子氏の「フェミニズム祝辞」も驚きだが、テレ朝コメンテーターの古い感覚にも呆れる

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   12日(2019年4月)に行われた東京大学の入学式で、「大学に入る時点ですでに隠れた性差別が始まっている」「東京大学もまた、残念ながらその例のひとつです」など、女性差別を訴える衝撃的な祝辞が述べられた。

   入学式で女性への性差別を訴えたのは、同大名誉教授でジェンダー研究の第一人者、上野千鶴子氏(70)。東京医科大学の不正入試問題などを挙げ、「頑張っても公正に報われない社会があなたたちを待っています」「頑張れば報われると思えることそのものが、環境のおかげだったことを忘れないようにしてください」などと話した。

東大女子は東大生であることを隠す?

   2019年度の東大の入学者は男子2558人に対し、女子は567人。わずか18.7%だったが、上野氏はそのことも指摘。「東京大学の女性入学者は長期にわたって2割の壁を越えません。その先の教授職で7.8%と低下します。歴代総長には女性はいません」などと続けた。

   さらに、「東大の女子学生は『きみどこの大学?』と聞かれると『東京の大学』と答えるのだそうです。『東大』と言えばひかれるからだそうです」と、東大女子が直面するかもしれない、理不尽な学生生活にも言及。

   そして、いかにもジェンダー研究者らしい分析も加えた。「女子は子どものときから『かわいい』ことを期待されます。ところで『かわいい』とはどんな価値でしょうか?愛される、選ばれる、守ってもらえる価値には相手を絶対に脅かさないという保証が含まれています。だから女子は成績がいいことや東大生であることを隠そうとするのです」。

文   ピノコ| 似顔絵 池田マコト
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