桜田義孝・五輪担当相の辞任は事実上の更迭だが、これまでの数々の失言騒動をかばい続けてきた安倍首相も、さすがに今回は対応が早かった。「復興以上に大事なのは髙橋さんでございます」とパーティーでしゃべった2時間後に辞表を提出させて、こうコメントした。
「被災地のみなさまのお気持ちに寄り添いながら復興に全力を傾けていく。これは安倍政権の偽りない方針であります。任命政権は私にあります」
この問題が長引くと、安倍内閣そのものが危なくなると判断したのだろう。
沖縄・大阪補選落とすと一気に政権求心力低下
司会の国分太一「パーティーだと、口が滑ることがあるんですか」
龍崎孝(流通経済大学教授)「盛り上げやウケを狙うことはありますが、今回は比較してはいけないものを出してしまった」
国分「失言から2時間で・・・」
龍崎「今後の選挙などを考えると、看過できないということでしょう。自民全体の危機感が高まって、官邸に呼びつけられた」
テリー伊藤(タレント)「派閥のパワーバランスで大臣になった人ですよ。五輪担当って、そんなに複雑な仕事じゃない。やりやすいはずが、ダメだった。また、安倍さんは任命責任と言いながら、するっと逃げちゃう。言葉が軽い。責任は何一つとってないですよ」
4月21日には統一地方選の後半と沖縄と大阪の衆院補選がある。7月には参院選。
龍崎「補選で落とすと、総理の求心力が落ちます。統一選の後半で支持率が落ちると、自民全体の危機感が高まります」
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト