桜田大臣とうとう更迭!今度は「大震災復興より大事な人」―自ら官房長官に失言報告

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   初入閣から約半年間、数々の言い間違いや失言で話題になった桜田義孝五輪担当相は、きのう10日夜(2019年4月)、東日本大震災の復興を軽視した発言の責任をとって辞表を提出し、受理された。事実上の更迭だ。

   桜田大臣は自民党の高橋比奈子衆院議員(岩手1区)のパーティで、「復興以上に大事なのは高橋さんでございますので、よろしくお願いします」とあいさつ。記者に指摘されて失言に気付いた桜田大臣は、自ら菅義偉官房長官に電話をし、発言から2時間足らずでスピード辞任となった。

   与党内からも「今回の発言は、これまでで一番重い」「被災者がらみは絶対にダメなやつだ」「あきれてものが言えない。選挙に影響したら許せない」などと批判の声が相次いだ。

安倍首相「第1次政権の悪夢」閣僚の辞任ドミノ

   日本テレビ政治部の菅原薫記者はこう解説した。「(桜田氏は)誰に聞いても人柄はいいという評判ですが、勉強して試験にのぞむタイプではないという声もあります。就任時から答弁を不安視する声はありました。

   これまでと発言の重さが違うこと、選挙シーズンであること、それから、第1次安倍政権の際に、閣僚の辞任ドミノから参院選の惨敗、退陣という流れになってしまったトラウマが影響しました。安倍総理としては、辞任ドミノを入口で止めなければいけないという思いがあったのだと思います」

   坂口孝則(経営コンサルタント)「長期政権のおごりというよりは、もともとこの人の資質の問題だったと感じますね」

   司会の加藤浩次「人柄がいいこととトップになることは別です。人柄が悪くてもトップに優秀な人はいっぱいいますからね」

   塚田国土交通副大臣といい、桜田大臣といい、安倍首相の任命責任が問われそうだ。

文   キャンディ| 似顔絵 池田マコト
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