Amazon ドローン配送開始!?世界中が騙された精巧すぎるCG―広島の映像作家が制作

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   「Amazon」のロゴをまとう巨大飛行船が広島・宮島の上空を飛ぶ。船体からはいくつものドローンが四方八方に向かう。そんな動画が「ドローンで配送するという話があったけど、もう始まってたんだな」とツイッターで拡散され、話題となったのだが・・・。

   実はこれ、広島に住む日本の映像作家zoziさんがエイプリルフール用に作ったイタズラ動画で、よく見ると、戦艦「大和」がさりげなく現れるシーンもある。zoziさんはツイッター投稿から12時間後、「ネタバレ。信じた人は皆無だろうけど、一応」と、CG加工で制作した動画であることを明かした。

   しかし、精巧な動画にネット上は一時騒然となった。世界のメディアも「誰もがアマゾンのドローン侵略を信じた。映像のプロが見ても、ニセモノだという判断は難しい」(Nerdist)、「ドローンで配達するアマゾン飛行船は本物か? 偽物だ」(AFP通信)などと報じた。

本物かフェイクか見分けられない怖さ

   制作者のzoziさんは、「モーニング」の取材に「広島の観光PRにつながればいいと思った」と話した。「CG技術はアメリカや中国のレベルが高く、規模も大きい。日本は後進国なので、世界にアピールする必要がある。今後の日本の技術向上につながるのではないかと思う」とも語った。

   通販サイト大手の「Amazon.com」は、2014年に飛行船やドローンを活用した配送システム構想の特許を取得しているが、まだ実現していない。

   司会の羽鳥慎一「すごい技術です」

   浜田敬子(「ビジネスインサイダージャパン」統括編集長)「ちょっと怖いところもあります。モーニングショーのスタッフも、この映像に騙されてアマゾンを取材したし、実際に拡散もされた。悪意を持ってCG技術を使う人もいるので、見る側が本当かフェイクか確認しないといけませんね」

   羽鳥「すごさと危険性は表裏一体というか。すぐネタバレしたから良かったですね。玉川さん、エイプリルフールはこうやるんですよ。玉川さんのは分かりずらくて混乱しただけでした」

   玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「リアルじゃないと面白くないと思って。それはzoziさんと同じ」

   そう。玉川は1日(2019年4月)、番組内で「アナウンス部に異動する」とよく分からないウソをつき、スタジオを混乱させたのだ。

文   ピノコ| 似顔絵 池田マコト
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