新年度が始まったこの時期、子供を幼稚園や学校に通わせる親たちを悩ませるのが保護者同士のグループLINEだ。複数のメンバーで会話ができるLINEのグループトークは、連絡や日程調整、写真の共有だけではなく、係をクジで決める機能なども持っている。
近年、個人情報保護の面から連絡網を廃止する学校もある中、うまく使えば便利なアプリだ。学校や保育園のクラスだけではなく、仲良し同士、習い事、入園前のママ友、児童館などグループがどんどん枝分かれし、20を超えるグループに参加する保護者も。しかし、便利さの裏側でさまざまなトラブルが起こっている。
イジメ状態に監視塔ママ、延々続くプライベートトーク...
「スッキリ!」の街頭インタビューでは、「あのママは嫌いだから省こう」と幼稚園のグループLINEがイジメ状態になったという声も。「誰が誰にケガをさせた」など、幼稚園で起きた出来事を実名付きでその都度報告する「監視塔ママ」に困惑する声や、本来行事の打ち合わせを行うはずのLINEで、旅行の話などプライベートの話が続くことに気疲れを訴えるママも。
普段のコミュニケーションでも、絵文字やスタンプ、文章のノリを合わせなければいけないなど、気を使うという。
しかし、グループから退会すると「なぜ退会したの?」と話題にされるため、退会するのも簡単ではない。街頭インタビューでは「悩んでいる。誰かが退会したら自分も退会する。一人目になりたくない」という声も。
ITジャーナリスト高橋暁子さんは「事前に生活スタイルを伝えたり、文章の最後に返信やスタンプが要らないことを付け加えたりすることがトラブル回避につながります」と話す。
近藤春菜(お笑いタレント)「子供に『いじめはダメだ』といいながら、ママたちがいじめをしている」
司会の加藤浩次「裏で母親が何をしているのかを見ていると、いじめはなくならない」
前田裕二(実業家)「LINEが中心になっていることが問題。LINEはあくまでもコミュニケーションの補助輪であって、リアルで会うことがベースにないとすれ違いが起きる」
高橋真麻(フリーアナウンサー)「最初に、スタンプを使わないとか、プライベートな話をしないとかのルールを決めておくとよい。学校が指定してくれると親御さんたちはやりやすい」
ロバート・キャンベル(日本文学研究者)「淡々と言わなければいけないことしか言わない。冷たい人と判断されるかもしれないが覚悟が必要」
高橋「普通は、価値観が同じグループでコミュニケーションをしているが、単に子供が同じ学校というつながりだとあまりに価値観が違う」
加藤「やめてもいいと思う。やめてもあまり変わらないから、世の中から置いていかれることないから」
近藤「自分の気持ちが一番です」
みっちゃん