「ピエール瀧」これから待ってるつらい治療―脱却難しい精神依存

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   麻薬取締法違反で起訴されたピエール瀧被告はきのう4日夜(2019年4月)、拘置先の警視庁東京湾岸署から保釈された。ピエール瀧にとってこれからの問題は、一人では難しいといわれる薬物依存からの脱却だ。コカイン使用の経験がある薬物更生施設「館山ダルク」の十枝是太郎代表はこう話す。

   「自分も薬物依存症ですが、依存症を自覚するまでに数年かかりました。僕の場合、自分で止めたいと何十回、何百回繰り返し、ことごとく失敗した。そういうことがないとなかなか治療の行為に繋がらないですね」

   「潮騒アディクションビレッジ」で薬物依存と闘う男性は、「病院に入院し、解毒治療で1か月経てば、身体の禁断症状はなくなります。しかし、精神的な依存は必ず残る」という。この男性は覚せい剤20年、コカイン10年使用の経験があり、「必要なのは家族や仲間の支援。支援があれば止められる」と話す。

   十枝代表は「ファンの温かい声が、瀧の(更生の)あと押しになるんじゃないでしょうか」と話している。

所属事務所は解雇して「はい、さよなら」でいいのか

   司会の小倉智昭「こういうことが起こると、所属事務所は契約を解除せざるを得ないのでしょうかねえ。これから、ともに更生させて、なんとか立ち直ってもらいたいというのが、事務所の仕事であってもよいような気がするんです。甘いんでしょうか」

   そう、大甘もいいところである。薬物をやって、依存症になっても、社会は助けてくれるなんていう先例を作ることになりかねない。

文   モンブラン
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