日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告(65)は、中東オマーンのに日産の資金少なくとも約500万ドル(5億7630万円)を流出させ、クルーザーの購入費などにあてていたとして、きょう4日(2019年4月)、東京地検特捜部に特別背任容疑で逮捕された。逮捕は4回目だ。
けさ6時前に特捜部の十数人がゴーンの自宅を訪れて任意同行を求め、東京地検に同行した。岡安弥生リポーターが「自宅前は騒然とした雰囲気に包まれました。今も家宅捜索が行われているとみられます」と報告した。
玉川徹「口封じに見えてしまう」
特捜部元検事の若狭勝弁護士は「再逮捕は無罪にしないという、検察の強い意志の表れですね。証拠的に弱い事件も、別の強い事件で支えることで、立証をより固くできます」と話す。
高井康行弁護士は「そもそも、余罪の捜査中に保釈したのがおかしいですよ。今回の逮捕が異例なのではなく、保釈の方が異例だった」と批判した。
ゴーンはツイッターを通じて来週11日に記者会見すると予告していた。
司会の羽鳥慎一「(ツイッターは」本人が書いたかはわかりませんが、このタイミングで再逮捕かと思っちゃいますね」
玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「口封じの側面があったのではないかなあ」
この点について、若狭弁護士は「会見させないための逮捕とまでは言えないでしょう。ゴーン容疑者が何を言おうと、逮捕をやめさせることはできなかったろう」という。
高井弁護士「ツイートは保釈条件違反です。ゴーン側の反論が想定内なら、特捜部は否認されても起訴するはずです」