モーニングショーでは「令和」の「令」に批判ばっかり 「命令」「逮捕令状」「巧言令色」...と

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   一般の反応は様々だ。「可愛い。現代っぽい」(21歳女性)、「響きがかっこいい」(18歳女性)など歓迎の声がある一方、「令は上から指示されるイメージがある」(60代男性)などの戸惑いの声もある。

「『令』の漢字を見た時、最初にいい意味は連想しない」

   海外の反応はどうか。米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は「令は『縁起が良い(auspicious)』で、和は『平和(peace)』」、英BBCは「『命令(order)』と『調和』(harmony)」と伝えた。

   スタジオに招かれた歴史学者の本郷和人・東京大学教授は、「今後、まだ(元号を)選べる立場になる可能性があるので、悪くは言いたくないが...」と前置きの後、「令和」についての持論を展開した。

   本郷氏はまず、論語「巧言令色鮮し仁」(口先がうまく、顔色をやわらげて人を喜ばせ、媚びへつらうことは仁の心に欠けている)の例を出し、「令色と言うのはニヤニヤ顔を作ることで、仁の概念からは一番遠いという意味です」と説明。

   さらに、「令という漢字を見た時、最初にいい意味は連想しない。漢和辞典でも『命令』という意味が来る」「平和になりなさいって指示されているようだ」「中国と関係ないというが、梅は中国の花」などと言っては首をかしげ、最終的に「令はふさわしくない」とバッサリ。

これを受けて同調の声が相次いだ。

   弁護士の菅野朋子氏「一般的にはやはり『命令』を思い浮かべますよね。私は逮捕令状とかの『令状』を思い浮かべました」

   ジャーナリストの青木理「令の字は上が人で、下の部分が『かしずく』という意味。そういう印象を持つ人は明らかにいます」

   玉川徹(テレビ朝日社員)「どういう意味を込めたかは別として、結局、名は体を表すというのが第一印象です。これまでは、中国の古典からとるのが伝統だった。国書からとったのは、中国に典を取るのが嫌だったからでしょ。そういうのでいいの?」

   司会の羽鳥慎一「斎藤さん、前向きな声を1つ。心が折れそうです」

   キャスターの斎藤ちはる「響きはかっこいいな、と思います」

   羽鳥「ありがとう!」

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