杉並区の女性保育士殺人事件で同僚の男を逮捕 不可解すぎる行動が明るみに

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   26日(2019年3月)正午ごろ、東京都杉並区のアパートベランダから「助けて」という女性の声が響いた。聞きつけたアパートのオーナーが郵便配達員に頼んで110番通報したが、部屋には保育士の照井津久美さん(32)が背中に包丁が刺さったまま倒れていた。強い力で刺されたのか、包丁の柄の部分は折れ、傷の深さは15センチに達していた。照井さんは搬送先の病院で死亡が確認された

事件翌日、出勤した男の様子がおかしいと勤務先が通報

   事態が動いたのはおととい30日(2019年3月)。照井さんと同じ杉並区内の乳児院に勤務する松岡佑輔容疑者(31)が殺人の疑いで警視庁に逮捕された。松岡容疑者は犯行を否認しているが、現場の遺留物からはDNAが検出されている。

   松岡容疑者は事件翌日の27日、普段通り出勤していた。しかし様子が変だったことで勤務先が警察に相談し、逮捕につながった。松岡容疑者と同じアパートに住む住人も「洗濯物を干すときに出てきて、なんかビクビクしている。なんであんなおどおどしているのか」と事件後の様子を語っている。

   松岡容疑者の小中学校同級生が「本当に穏やかな感じの子だった。びっくりしている」と驚く一方で、近所の住民は、ドアを叩いたり、インターホンを何回も鳴らしたり、「うるせー、開けろ!」と怒鳴り散らすといった異常な行動を目撃していた。

   アパートの侵入経路だが、屋根からベランダに降り、ガラスを割って鍵を開けたとみられている。凶器の包丁は照井さんの部屋のものだが、指紋が検出されていないことから手袋をしていたようだ。前日夜から部屋に待ち伏せていたとみられ、犯行の計画性がうかがわれる。

   照井さんの祖母は「なんで津久美を狙ったんでしょう。誰かと結婚して、ひ孫を見るのが楽しみだった。ただ拝むだけ」と悲しみを語った。

   司会の加藤浩次「(職場での2人は)普段はどういう関係?」

   大竹真レポーター「保育士30人ほどの上司と部下、交際はしていない」

   杉山愛(元プロテニス選手)「動機はなんだったのか。勤務時間を把握した上で、前日夜から入っている。包丁は持ち込んでいないけれど手袋しているということは、相当考えてかなり計画していた」

   橋本五郎(読売新聞特別編集委員)「普通犯罪を行なうときは身近な人は避ける。今回は目星をつけられやすい。なぜこんなことをしたのか。いろんな行動が変だという感じがする」

みっちゃん

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