ミカンの食べくずなどがちらばる埃まみれの工場でマスクが作られている。「使い捨てなのに、なんで消毒なんかするんだ」「新しい材料を使うと高くつく」と従業員は開き直って言う。
去年(2018年)12月に、中国のネットメディアが潜入取材したマスクの生産工場の映像だ。商品名には日本語で「救救マスク」とあり、「日本で流通している可能性もありますね」と司会の羽鳥慎一は驚く。
日本からもネット購入
原元美紀リポーターがネットで検索すると、その製品は「在庫あり」と表示された。実際に購入してみると、「中国の映像にあったのと瓜二つのパッケージです」。中のマスクは1個ずつ不揃いで、ビニールの袋にも入っていない。
羽鳥「あの環境で作られたら、ちょっと怖いですね」
輸入元として記載されていた会社は、10年前に輸入して販売したが、粗悪品が出回ったので約1年で販売を終えたそうだ。中国の映像を見た会社の代表は、「パクリ品の製造は把握していませんでした。何らかの形でデザインが利用されたんですね。下の下の工場といいますか・・・」と絶句し、ホームページで購入しないように呼び掛けるという。
全国マスク工業会会員のマークをチェックして!
キャスターの宇賀なつみアナ「日本国内で安心安全なマスクは全国マスク工業会会員のマークがついているそうです」
吉永みち子(エッセイスト)「私はマークまでは確認して買っていないわ」
玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「これは絶対に買ってはダメ。毒がなくても、アレルギー症状が出る人もいる」
長嶋一茂(スポーツプロデューサー)「中国国民も信用していないから、日本のパッケージにした方が売れるのだろう。司法的にも、日本に入らないようにしてもらいたいですよ」