4月の入園を間近に控えた川崎市内の幼稚園から突然の閉園通知が届き、行き場を失った子どもの保護者らが困惑している。「A.L.C.貝塚学院」で、1976年創立で、とくに外国人講師を入れた英語教室や水泳などのスポーツ教室に力を入れ評判も良かった。
政府が決定した幼稚園児、保育園児を対象にした無償化によって入園予定者が大幅に減る見込みで、経営が立ち行かなくなったという。「A.L.C.貝塚学院」は幼稚園類似施設とされ、無償化の対象外だ。それにしても、あまりにも唐突である。
突然解雇された職員「経営悪化は前からわかっていたはず」
入園を予定していた保護者は、「すでに40万円を払っているんです。戻ってくるわけはないですよね、破産では。会社を休んで他の幼稚園を探しているんですが厳しい」と途方に暮れている。
職員も突然、退職届を書かされたという。「無償化はきのうきょう決まったわけではないですよね。前日には(卒園者の)謝恩会までやっていたんですよ。(倒産は)計画的に決めていた感じがします。ぎりぎりまで入園児を募り、金だけ集めて、可哀想じゃないですか」と怒る。
宋美玄(産婦人科医)「それにしても、もうちょっと前もって知らせるべきではないでしょうか」
司会の小倉智昭「幼稚園類似施設といえども、幼児教育施設であることに変わりはないですよね。そのへんはきちんと対応してほしい」
「A.L.C.貝塚学院」の運営会社の経営に問題はなかったのか。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト