「たけしの落語は富久を知らないと理解できない」
また、いつのまにか金栗が宿舎に戻っているシーンにも疑問の声が。
「途中で倒れて完走できなかったことはもう知っている。次回であれこれ経緯を説明するんだろうけど、今さら興味湧きますか?」
「え?今回は次回の伏線なの?ちょっと凝りすぎじゃない?タケシの超滑舌悪い聞き手にとってはストレスフルな落語も、落語ストーリーとマラソンの並走も、今回でいえば夢か現実か? ピエール瀧の件に合わせて、この際、お蔵入りにしてやり直してもいいのでは?」
「私の80代の父親は『これは誰だ(森山未來のこと)、ここはどこだ、さっぱり分からん!』と怒りながら見ていました」
「いつの間にかホテルに戻っていて、『何で君はこんなところで寝ているんだね!』『すんませーん』。見ているこちらも状況がわからないのに、一方的に怒られるシーンを見せつけられて釈然としない。こういう終わり方で、次回を見たいと思う方が多いか、訳がわからんと離れる方が多いかどちらだろう?」
「マラソンシーンのたけし、富久がわからないと、落語の部分はさっぱり理解できないでしょうね」
さて、こうした声に答えるわけではないが、NHKの「いだてん」公式ツイッターではマラソンシーンの人力車との並走の演出理由をこうつぶやいている。
「同じ時間に走っている二人の魂が、いつしか触れ合っていくようなイメージを作りたいと思いました。四三の無言に対して邪魔だー!と蹴散らす孝蔵。暑さに苦しむ四三に対して火事だー!と叫ぶ孝蔵。四三の魂を感じている、そんなロマンを込めました」
(テレビウォッチ編集部)