「樹木希林展」仲睦まじい夫婦写真や愛用の3本のペンのエピソード・・・意外な素顔がステキ!

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   昨年9月(2018年)に亡くなった女優の樹木希林さん(享年75)の写真や愛用の品など220点を集めた展覧会「樹木希林 遊びをせんとや生まれけむ展」がきのう19日(2019年3月)から東京・西武渋谷店で始まった。

   今月17日に亡くなった夫の内田裕也さん(享年79)とのツーショット写真も展示されている。

   希林が出演した映画で茶道のアドバイスをし、プライベートでも交流のあった観世あすかさんによると、希林は筆記用具としてペン3本を愛用し、インクを取り換えて繰り返し使っていた。「ペンはいただいたり、ちょっと足りないと思って買ったりしてどんどん増えますけど、彼女はそういうものを家に入れなかったですね」と話す。この3本のペンも展覧会で展示されている。

がん患ってから内田裕也と年に1度の旅行

   注目を集めているのが、初公開された夫婦の写真の数々だ。1994年にパリやイタリアに旅行した際の、2人が腕を組む1枚もある。40年間の別居生活を送っていたが、2004年に希林ががんを患ってからは、年に1回は夫婦旅行に行くようにしていたという。

   裕也がニューヨークで希林のためにお土産に買ってきたという、ユニークなデザインのドレスも飾られている。ドレスが古くなって傷んでしまったため、胸元の刺繍部分だけを残してリメイクしたものだという。

   「(2人は)すてきだと思うものが共通していたから、楽しかったんじゃなかろうかと思います」と観世さんは話していた。

   司会の国分太一「がんを患ってから、2人で年に一度旅行に行っていたというのは驚きでした。写真を見ているだけで仲の良さが伝わってきます」

   堀尾正明キャスター「生前は希林さんに興味のなかった人々も、亡くなってからこのような展覧会に足を運ぶようになり、もはや歴史上の人物のようですね」

   展覧会は4月7日まで。

文   キャンディ| 似顔絵 池田マコト
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