こちらも「二刀流」発進 スノーボードの平野歩夢が東京五輪に向けスケボーで3位に

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   14年ソチ、18年平昌と冬季五輪スノーボードハーフパイプの2大会連続銀メダリスト平野歩夢選手(20歳、日本大学・木下グループ所属)がスケートボードとの二刀流に挑戦する。2020年東京オリンピックでは、スケートボードはストリートとパークの2種目で実施されるが、平野選手はパークで3度目の五輪出場を目指す。

初陣の日本オープンは「平野効果」で女性ファンが殺到

   平野選手の二刀流初陣は16日(2019年3月)、神奈川県藤沢市の鵠沼海浜公園スケートパークで行われた日本オープン・パーク選手権。スケートボード強化選手選考会を兼ねる重要な大会で、出場32人が技の難易度や高さを競い合った。平野効果も手伝ってか会場には全国から多くの女性ファンが駆けつけ、観客数は例年を上回る1150人。会場の外にも入りきれない観客が詰めかける騒ぎに。

   スノーボードの強化トレーニングとして4歳の時からスケートボードに取り組んでいた平野選手は、後ろ向きで1回転半するバックサイド540という大技を繰り出し、3位で予選をクリア。8人で争った決勝もアジア大会優勝の笹岡建介選手(20)、永原悠路選手(13)らに続く3位に入った。

   元全日本チャンピオンのプロスケーター荒畑潤一さんは平野選手についてこう語った。

   「着地も余裕ですね。エアの高さがあるので体幹とか体のブレがないです。スノーボードでも大いに養っていると思いますが、もう日本のトップのレベルだと思います」

   大会後、平野選手は「まさか3位になれるとも思わなかった。(仕上がり具合は100点満点で)30点くらい。僕はオリンピックを経験しているので、海外にはまだまだ上のレベルの人がいることを実感しています。挑戦は長いです」とコメントした。

   気になる東京五輪の出場条件だが、今回の日本オープンと5月の全日本選手権での獲得ポイントが上位3人に入り、強化候補選手に選ばれることが絶対条件。その上で世界選手権上位3人、五輪ポイント世界ランキング上位16人に入る必要がある。厳しい道であることは間違いない。

   近藤春菜(お笑いタレント)「平野選手が参加することでスケボーの注目度も上がりますし、他の選手たちもプライドがあるから、高め合ってレベルが上がりそう」

   榊原郁恵(タレント)「若い方だけじゃなくて、私たちおばちゃん世代にも人気になると思う。やんちゃな感じだけど真摯にスポーツに向かっている姿に共感が持てる」

   司会の加藤浩次「(平昌やソチでメダル取った時と比べて)コメントがしっかりしてきた」

   橋本五郎(読売新聞特別編集委員)「女性になぜモテるんだろう。そっちにどうしても関心が。あの顔なのかなあ」

みっちゃん

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