こんなに変わった名前を子につける親が多いとは! キラキラネーム、当事者の悩みは?

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   先週山梨県で、キラネームの改名を認められた男子高校生が話題となった。赤池肇さん(18)の元の名前は赤池「王子様」だった。

   赤池さんによると、母親が勝手に1人で決めて届けた。「わたしにとっての唯一無二」「王子様だった」という理由だった。しかし、本人は嫌だった。自己紹介で笑われる。常に本名かと疑われる。知らない人にまで笑われる......など嫌なことばかりだった。

長女「倭芙煕」、次女「女倭乙」は何と読む?

   15歳以上なら、本人の意思だけで改名できることを知り、中3で改名を決意。家庭裁判所に申請した。認められたのが先週で、母親には事後通告だけ。「嫌いです。話の通じる人ではなかった」という。

   1994年に、ある夫婦があかちゃんに「悪魔」と名付けようとして認められず、裁判所に不服申し立てをして騒動になった。結局、別の名前になったが、親の命名権を巡り論議になった。

   このニュースに、同様にキラキラネームで悩む人からさまざまに反響があった。「ビビット」が探し出しただけでも、エッと思うものが......。

   「女倭乙(こいと)」という14歳の中学生。次女で、乙には2番目の意味があり、和風の女性という意味だという。ちなみに姉は、「倭芙煕(いぶき)」といい、いずれも母親がつけた。「読めない。書くのに時間がかかる」

   また、「プリンセスキャンディ」という20歳の女性もいた。母親がフィリピン人で、姉たちがつけた。フィリピンでは「プリンセス」は、珍しい名前ではなく、真面目、働き者という意味もあるそうだ。八百屋を営む父親は、当時はもめたらしいが、「今になってみるといい名前かな。名前は覚えてもらうもの。中身は自分が作り上げるもの」という。

キラキラネームは就職と結婚に不利?

   命名研究家の牧野恭仁雄さん。「くにお」と読む。この読みにくさから、名前の研究に入り、「赤ちゃん名づけ辞典」など著書多数という。

   牧野さんによると、15歳以上なら誰でも改名できる。ただし、家庭裁判所が認める理由がないといけない。理由は多岐にわたり、奇妙、難読、同姓同名が多い、異性と混同、通称(芸名など)さまざま。姓名判断とか画数とかは理由にならないそうだ。

   ニュース雑学おじさんの堀尾正明「奇妙かどうか、なんてどう判断するんだろう」

   キラキラネームは、就職に不利だという説もある。また、結婚の際、どんな親だと、疑われるという。

   堀尾「友人で、『黄色い熊』と書いて、『プーちゃん』というのがある」

   赤荻歩アナ「大人になると、プーさん? あ、ごめんなさい」(笑い)

   ここで、有名人のキラキラネームを並べた。ロックシンガーのダイヤモンド・ユカイさんの双子は、「頼音(ライオン)」「匠音(ショーン)」。タレントの美奈子さんは、7人の子持ちだが、全員難読のキラキラ。どのみち子供たちが将来対処することになるのだろう。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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