ビートたけしと笑福亭鶴瓶が、テレビ東京開局55周年特別企画ドラマスペシャル「二つの祖国」(2019年3月23、24日の2夜連続放送)に特別出演することが12日、明らかになった。
2人が登場するのは、極東国際軍事裁判(東京裁判)のシーン。たけしは、戦後A級戦犯として起訴・処刑された東條英機元首相、鶴瓶は東京裁判で唯一民間人のA級戦犯として起訴された(後に釈放)思想家の大川周明を演じる。ドラマ収録では、実際に東京裁判で起きた大川が東條の頭をたたくシーンも再現された。
「似ていないと言われるのは嫌だが、似ているのも変」
「二つの祖国」は「白い巨塔」「不毛地帯」などで知られる山崎豊子の原作だ。第二次世界大戦前、大戦中、大戦後の米国と日本を舞台に、米国に生まれた日系2世たちが、「二つの祖国」のはざまで運命に翻弄される姿を描く青春群像劇。小栗旬、ムロツヨシらが出演する。
以前にも東條英機を演じたことがあるたけしは、こう語っている。
「東京裁判は何度も見てるシーンだから、やりやすいんだかなんだか......。あまりに現物を見ているから、『本当に似ているかな』とそっちの方を考えちゃいました。自分が似ていないと言われるのは嫌だなと。似ているのも変だけど」
(テレビウォッチ編集部)