週刊新潮に叱られた!「すき家の牛すき焼き丼・二倍盛でビール」ああ、至福のとき・・・「塩分摂り過ぎ」だって

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   カルロス・ゴーンが10億円を払って保釈された。新しく弁護人になった弘中惇一郎弁護士が保釈後のゴーンに監視カメラを付け行動をチエックするという"提案"をし、奏功したという見方もあるようだが、「人質司法」への厳しい批判が欧米からも起こり、裁判所は世論を気にするから、このあたりが限界と考えてのことではないのか。

   東京拘置所から出てくるとき、ゴーンが作業着姿にマスクと眼鏡をかけ、スズキの軽自動車に乗り込んだことも憶測を呼んだ。弁護団の一人が出した"知恵"だったようだが、100日を超える拘束で、何かゴーンに心理的な変化があったのではないか。私にはそう見えた。

   この日は、森友学園・籠池泰典前理事長夫妻の初公判も開かれた。国有地値引きの問題から目をそらすための「国策捜査」だと意気軒昂で、夫婦愛を読んだ句も披露した。安倍首相夫妻にとっては、厄介な2人が何をしゃべるのか、気になって枕を高くして寝られない日々が始まる。

   ところで、週刊現代別冊、年寄りのではない、「おとなの週刊現代 死後の手続きはこんなに大変です」(980円)が売れているようだ。発売後、すぐに増刷したそうである。

   週刊新潮の「食べてはいけない」シリーズもなかなか好調のようだ。今週は「外食チェーン」の塩分が高いという特集。ここでも何度か書いているが、私は牛丼の「すき家」フリークである。普段は牛丼の並みだが、懐が温かいと奮発して、牛すき焼き丼・二倍盛とビールを飲むのが至福の時間である。

   週刊新潮によると、この「二倍盛」というのは食塩が7.4グラムもあるそうだ。厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」(2015年版)によると、男女ともに1日当たりの塩分の必要量は1.5グラムだから、5日分の塩分を1回の食事で摂ってしまうことになる。

   塩分過多→高血圧→脳出血や脳梗塞のリスクが高まるというのは、私にもわかる。これから牛丼は10日に1回にしなくては。

梅宮辰夫の81歳の達観「がんとわかっても気負うな」30代から6回も手術・治療

   私は梅宮辰夫という俳優が好きではない。「不良番長」や「前略おふくろ様」は見ていない。「仁義なき戦い」は見ているが、菅原文太や松方弘樹の存在感と比べると影が薄い。料理は玄人はだしで、「料理の鉄人」にも出演しているし、たしか梅宮の名前を付けた漬物を買って食べたことがある。

   その梅宮が、81年の人生で、6度もがんになり闘ってきたことを、週刊新潮を読んで初めて知った。まだ30代半ばだった頃に睾丸がんにかかり、それが左の肺に転移した。それから30年ほどの期間を経て、今度は初期の胃がん、次は十二指腸乳頭部がんで11時間に及ぶ大手術をしたという。

   昨年夏(2018年)には前立腺がん、今年1月(2019年)には尿管がんになっているそうだ。尿管の手術では腎臓も一緒に摘出したので、これからは1日おきに4時間の人工透析受けなくてはいけないという。

   長い間がんと闘ってきた梅宮は、「若い頃にがんを患ったことに感謝すべき」だといっている。それは、「80歳を過ぎてから初めてがんを宣告された患者さんは、精神的にかなり落ち込むと思います。たとえ体力に自信があっても、がんと戦うための気力を保つのは至難の業」だからだというのである。

   彼は、がんだとわかったら、「踏み潰してやる」という気負いはなるべく持たず、信頼のおける医者の説明に耳を傾けて、覚悟を決めたら、すべてを委ねるのがいいという。彼の父親が医者だったこともあって、医療に任せ、「もしもの時にはそれが自分の『寿命』だと受け入れた方がいい」ともいう。

   梅宮はここで芸能界批判もしている。自分がテレビに出なくなったのは、「理由はハッキリしています。単純にいまの芸能界が心底、面白くないからです」。一般人と同じような奴ばかりが跋扈して、圧倒的な存在感のある俳優がいなくなってきたからだが、そういう意味では昭和の香りを残した数少ない俳優の一人である。

コンビニ24時間営業論争「看板通り、7時から11時まで」で決着か

   コンビニの最大手、セブン-イレブンの24時間営業に関心が集まっている。大阪南小阪店のオーナーの松本実敏さんは、人手不足と妻をがんで亡くしたため、本部に伝えたうえで、朝6時から深夜1時までと営業時間を短縮した。すると、本部から契約違反だといわれ、契約解除と賠償金1700万円を払うよういわれたことに端を発し、24時間も開けている必要があるのかという論争が起きたのである。

   そこから、コンビニは本部だけが儲かる仕組みで、毎日夫婦で12時間以上交代で働いても、ロイヤリティや保険料、税金を引かれると、手取りは月に20万~30万円程にしかならないという「オーナー残酷物語」へと発展していった。

   セブンは以前も、売れ残った弁当を値引きして売りたいというオーナーの声を認めず、全部廃棄しろと指示していたことが問題になり、結局、世論に推されてセブン側が値引きを認めざるを得なくなるという"失態"があった。

   今度も、世論に推されて、「3月中旬から直営店舗で短時間営業の実験を始める」(セブン広報)といわざるを得なくなった。

   店名通り「7時から11時まで」、遅くとも12時までやればいいと思う。今年の正月も、元日だけではなく、3が日休むデパートや飲食店が増えたが、不都合なことはそれほどない。

   そのうち、Amazonに頼むと、2、3時間で家まで届けてくれるサービスが始まるだろう。日本で一番の3K職場であるコンビニから働き方改革を始めるべきである。

「関ジャニ・錦戸亮」グループ解散を主張?崩壊止まらぬジャニーズ事務所

   困ったことが発覚した。小室圭が今年7月(2019年)にニューヨーク州の司法試験を受けるという情報が流れ、それに合格すれば晴れて弁護士になれると思っていたのだが、週刊文春の調べによると、事実は違うようだ。

   小室圭は現在、奨学金をもらってLLMコースに通っている。このコースは5月で修了し、その後JD(法務博士)コースに進むが、そこには同じような奨学金はないそうである。出ても、LLMよりかなり減額されるという。

   さらに、LLMコースを修了して、一足飛びにニューヨーク州の弁護士試験を受けるには、事前審査があり、法学部を卒業していない圭は、7月に受けられる資格はないというのである。

   圭の弁護士の上芝直史も「受験資格はないと認識している。予定通りJDに進学する」と認めているのである。そうなると、受験できるのは今から3年後以降となるのだろう。

   眞子&圭のいばらの道はまだまだ続くということになりそうである。

   同じ週刊文春に、「関ジャニの人気者、錦戸亮がグループの解散を強硬に主張し、自分は脱退するといっている」と報じている。昨年(2018年)、同メンバーの渋谷すばるが、「音楽活動の追求」を理由に脱退したことがきっかけだったという。

   SMAPが解散し、嵐も来年末で活動を休止する。嵐に続く60万人超のファンクラブ会員をもつ関ジャニが解散となれば、ジャニーズ事務所の将来はない。

騙されるのも当然か!?巧妙化する「アポ電」迷惑防止機能付き固定電話おススメ

   アポ電なる妖怪が跋扈している。渋谷区初台で90代の夫と80代の妻を縛ったうえで、現金2000万円と宝石などを奪った。渋谷区笹塚では3人組の男が一軒家に押し入り、80代の夫と70代の妻を縛り、現金400万円を奪った。そして、江東区のマンションに住む80歳の女性が殺されてしまった。これらの事件に共通するのは、事前にアポ電があったことだ。

   犯行予兆電話「アポ電」がかかってきたという通報は、昨年だけで3万4658件と、前年より874件も増えているという。振り込め詐欺の件数は減ってきているが、詐欺師たちは稼がなくてはいけないため、手口が凶悪化してきているのではないかと、週刊新潮で犯罪ジャーナリストの小川泰平が指摘している。

   アポ電があっても、電話に出ない、現金をいくら家に置いているかを分からせないことが重要だが、詐欺師の手口はますます巧妙になっているという。たとえば、特殊詐欺だとわかる電話をかけてきて、撃退したと得意になっていると、別の人物から「警察ですが、先ほど変な電話がありませんでしたか」と電話してきて、ついカネを家に置いているとしゃべってしまう。

   電話がかかると、「この電話の通話内容は防犯のため会話内容を自動録音いたします」などとアナウンスが流れる迷惑電話防止機能のついた固定電話を設置するのがいいそうだ。

島根「竹下一家」の跡目はDAIGO?北川景子がもし選挙に出たら・・・

   竹下登という政治家がいた。島根県の造り酒屋の出で、田中角栄と袂を分かち経世会を立ち上げ、ドンとして君臨した時代があった。その後を継いだ竹下亘が食道がんにかかり、跡目を誰にするかに注目が集まっていると週刊新潮が報じている。

   先の登の次女と元毎日新聞の竹下番記者との間に生まれた次男がタレントのDAIGO(40)で、妻は北川景子(32)である。知名度はあるが、本人も周囲も、跡目の可能性はないといっている。島根王国の復活という大義が立つなら、DAIGOより北川景子を出馬させれば当選間違いないだろう。

   人気タレント松岡修造(51)の長女・恵(19)が宝塚音楽学校を卒業したという。なかなかの美形だ。芸名は「稀惺(きしょう)かずと」で、男役である。無遅刻・無欠勤で特別皆勤賞を受賞した頑張り屋で、トップスターへの期待が高まっているそうである。

   彼女とは反対に、このところまた体調に不安が窺えるのが雅子妃だそうである。2月25日と26日に行われた天皇皇后両陛下主催の茶会を欠席したが、次の日の青年海外協力隊との接見も皇太子が一人で出席したそうだ。これから天皇即位の式典が続くが、雅子妃の回復が早いことを祈ろう。

   不安といえば、イケメンコーチを突然切った大坂なおみの新コーチに、セリーナ・ウイリアムズら世界のトップランカーのヒッティングパートナーを務めたジャーメーン・ジェンキンス(34)が決まった。

   コーチとしての実力は未知数だが、ヒッティングパートナーというのは、練習で次戦の対戦相手の得意な球を打ってあげるなど、高度なテクニックが要求されるそうだから、そう心配はないという。

花粉症薬で心臓ダメージ?血圧上昇して狭心症・心筋梗塞の危険

   私は30年来の由緒正しい花粉症だが、年をとると症状が和らぐものだと思っていたら、そんなことはないようだ。おまけに、週刊現代によると、花粉症薬でクシャミ鼻水が止まるが、心臓まで止まるというのである。

   それも、私のように降圧剤を飲んでいる人間はなおさら危ないようだ。花粉症に効く薬には血管を狭くする成分が含まれているのだそうだ。当然、血圧が上昇する。となると、狭心症や心筋梗塞になるリスクが増えるということだ。

   記事中に血圧を上昇させる花粉症薬がずらっと並んでいる。恐る恐る眺めてみると、あった! 私が長年飲んでいる新コンタック600プラス(グラクソ・スミスクライン・CHJ)である。

   私はこの薬を1年中飲んでいる。花粉だけではなく、ハウスダストや何やらで、年がら年中クシャミが出るからだ。もうかれこれ20年ぐらいになるだろうか。以前は「新」はつかなかったが。

   花粉症には薬ではなく、ビタミンDがいいそうだ。外部から入ってきたアレルギー物質に対して、害があるかどうか判断するのを助ける働きがあるからだ。そのうえ、身体のあらゆる粘膜を強くする働きもあるというのである。

   Dは魚の内臓に多く含まれる。よし、今夜はシシャモで一杯といくか。

新井浩文よ、何年間か雌伏して個性派俳優として戻ってほしい

   「強制わいせつ」容疑で逮捕されていた在日コリアン三世の俳優・新井浩文(40)が保釈された。週刊現代は彼の生い立ちからの「物語」を特集している。青森県弘前市で生まれ、高校を中退して上京するまでの19年間をここで過ごした。

   88歳になる祖母がこう新井のことを話している。<「本当にやさしい子なんです。事件のことはいまだに信じられない。自慢の孫です」>

   拘留中は弁護士をしている孫が、新井の面倒を見てくれたという。新井の母親は医療事務の資格を取り病院に勤めていたが、今は外資系の保険会社で営業をしているそうだ。

   新井の父親のことになると表情を曇らせた。かなり前から一緒には住んでいなかったようだ。

   そんな母親と妹と暮らしていた新井は、内気で家にこもりマンガを読んだり、ゲームをしたりしていたそうだが、小学校4年生から始めた卓球には熱心に取り組み、高校時代は全国大会にも出場したという。

   高3になり、日本映画学校(現・日本映画大学)へ進学したがったが、遅刻や欠席が多かったため、教師が推薦を断り、それをきっかけに中退してしまう。

   彼も、自分が在日コリアンだとは同級生にもいわなかったそうだ。鬱屈を抱えながら上京した新井は、屋台で知り合った映画プロデューサーの荒戸源次郎(故人)と知り合い、女優の大楠道代の付き人になり、映画界へ足を踏み入れるのだ。

   天性のものなのだろう。あっという間に俳優として売れっ子になっていく。2001年に窪塚洋介主演の映画「GO」で在日コリアンの役をやると、05年には「ゲルマニウムの夜」で早くも単独主演を果たし、以来、テレビドラマに映画にと、陰のある役を演じ続けたのである。

   今回の事件で俳優生命が危ぶまれるが、新井を応援する俳優たちが多くいて、心配してくれているそうだ。

   週刊現代は、「もう、俳優としては再起不能だろう」というが、私はそうは思わない。人を殺したわけではない。小さなとはいわないが、この事件で彼のすべてを葬ってしまうのはかわいそうだ。

   何年間か雌伏して、個性派俳優として戻ってくればいい。私はそう思う。

   先週、アカデミー賞作品賞を獲った「グリーンブック」を観た。グリーンブックとは、黒人が泊まれるホテルが掲載されている小雑誌である。

   1962年のニューヨーク。有名な黒人のピアニスト、ドン・シャーリーがクラブで用心棒として働いているイタリア人、トニー・リップを運転手として雇う。人種差別が激しい南部を、バンド仲間とリップの運転で演奏旅行する。何かというと暴力を振うリップと衝突するシャーリーとのやりとりが見どころ。

   あまりに激しい人種差別を目の当たりにしたリップが、なぜシャーリーが南部を選んだのかに気づき、2人は次第に友情を築いていくハートウォーミングな実話をもとにした映画である。

   ラスト近くで、演奏するはずだった黒人差別の激しい高級ホテルをキャンセルし、街場の酒場で、地元のジャズメンたちと楽しそうに演奏するシャーリー、それを満足そうに見つめるリップの姿。泣けるぜ。

   今回のアカデミー賞は黒人への人種差別問題をテーマにした作品が多く取り上げられている。この映画のようなひどい人種差別は少なくなったが、いまだに南部を中心に差別主義は残る。

   翻って、日本では韓国や在日コリアンへのヘイトスピーチが鳴りやまず、より大きくなっている。付和雷同して韓国人へヘイトスピーチをしている連中は、この映画を観たらいい。差別している人間たちの愚かさと、それに立ち向かい、毅然として揺るがないシャーリーのどちらが人間として上等か。(文中敬称略)

【告知】

読者の皆様へ

   「ノンフィクションの醍醐味」の3月の会のお知らせです。

   今月のゲストは元講談社随一のノンフィクション編集者の加藤晴之さんです。加藤さんはフライデー、週刊現代の編集長も歴任し、大相撲の八百長問題を仕掛け、大きな話題を呼びました。

   200万部のベストセラー「海賊とよばれた男」(百田尚樹)や講談社ノンフィクション賞を受賞した「告白 あるPKO隊員の死」などを手がけています。

★日時 3月22日(金曜日)7時から9時まで。

★場所 「カフェ・ミヤマ 高田馬場駅前店2号室」(電話03-5292-5772 東京都新宿区高田馬場2-17-4 菊月ビル地下1階)―地下鉄東西線の高田馬場駅から3秒。濡れずに行けます。「ゼロメガ」の部屋です。直接会場へおいで下さい。

★会費 コーヒー代として1000円

   お待ちしてます。

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