アメリカの雑誌「フォーブス」恒例の世界長者番付が12日(2019年3月)に発表された。注目は、1997年生まれの21歳という史上最年少でビリオネア(資産10億ドル以上)のランキング入りしたモデルのカイリー・ジェンナー嬢だ。23歳でランクインした「フェイスブック」創業者のマーク・ザッカーバーグを抜いた。
18歳で化粧品会社立ち上げ、リップキットがバカ売れ
ジェンナーの総資産は約1100億円で、インスタグラムのフォロワー数は1億2800万人にもなる。海外セレブに詳しい田嶋真理さんによると、「米国で最も有名なセレブ一家のカーダシアン・ジェンナー家の一人」。カイリーは末っ子で、父親の違う姉キムは2年前に、パリで11億円の強盗被害にあった。キムの夫はミュージシャンのカニエ・ウェストである。
カイリーは20歳で子供を産んだが、シングルマザーになる道を選んでいることも支持されている理由で、田嶋さんは「自分の気持ちに正直に生きる点も10代、20代の気持ちをつかんでいる」という。
巨額の資産は自力で築いた。18歳で立ち上げた化粧品会社の去年(2018年)の売り上げは約4000億円。ぷっくりした唇になれるという3200円のリップキットがバカ売れしていて、メイク動画をアップしているSNSは大人気となっている。
日本人トップはユニクロの柳井正会長で資産約2兆4600億円
司会の加藤浩次「今の時代を反映していますよね。その人がプロデュースする商品なら買いたいということになっているんでしょう。生きざまが商売になった」
近藤春菜キャスター「頭がよくて、行動力もありますよね。SNSやテレビをうまく利用してますよ。年齢は関係ない」
ちなみに、「フォーブス」の長者番付1位は、アマゾンドットコムのジェフ・ベゾスCEOで総資産約14兆5000億円。2位のマイクロソフト創業者ビル・ゲイツは約10兆7000億円。日本人トップは41位にランクインしたファーストリテイリングの柳井正会長兼社長で約2兆4600億円だった。ソフトバンクの孫正義氏は43位だった。