3日(2019年3月)、気温5.7度と冷たい雨が降るなか開催された東京マラソン。日本記録を持つ大迫傑選手(27)に注目が集まったが、まさかの展開が待っていた。
その大迫選手は5キロ地点までは自身の持つ日本記録を上回るペースで快走。給水を取れなかった佐藤悠基選手(32)に自分のドリンクを渡す余裕も見せていた。しかし、29キロ地点で止まってしまう。大迫選手は肩を震わせながら歩道に入りそのまま無念のリタイア。レース後「スタート地点から寒くなって体が動かなくなり、棄権せざるを得ない状況でした」とコメントした。
市民ランナーが脱ぎ捨てた防寒具を世界中に再活用
結局、日本人トップは、2時間10分21秒でゴールインした中央大学4年の堀尾謙介選手(22)。箱根駅伝のエースとして花の2区を走った選手だ。勝気な性格で序盤からずっと第2集団を引っ張り、全体でも5位の好成績。現役大学生として初めて、9月15日に行われる東京五輪日本代表選考会のMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)への出場権を獲得した。
「最強のメガネランナーになる」という意外なこだわりを持つ堀尾選手。フルマラソン初挑戦となる東京マラソンではメガネを新調した。ツイッターでは「東京マラソンは新しいメガネで走ります」と意気込みを語っていたが、レース後には「メガネをかけると視界がぼやけて、振り向いても後ろがどの位置にいるか正直わからなかった」とメガネランナーゆえのトラブルも語った。
全体の70%がオリンピックのコースと重なる東京マラソンは市民ランナーにも大人気だ。スッキリからも水曜コメンテーター、元競泳日本代表選手の松田丈志(34)が、4時間半切りを目指して参加した。「雨は想定していなかった」という松田だが、4時間26分27秒と目標を無事クリアした。
市民ランナー全員がゴールするまで雨が続いたのは今回が初めて。通常は寒くても走ることで体が温まるが、雨が当たると体温が上がらない。ビニール製の雨除けウエアを着て走るランナーが多かった。
スタート直前まで着ていた防寒着を途中で脱ぐランナーのため、沿道には洋服ポストが設けられた。それらの服は世界15か国以上の古着マーケットに送られ、衣類1キロあたり7円が東京マラソン財団に寄付される。
杉山愛(元プロテニス選手)「洋服ポストはいいアイディアですね。あげるための服を最後に着ればいいのですから」
司会の加藤浩次「来年は愛ちゃん行きますか」
杉山「マラソン走ったことあるけど膝がダメなんです。20キロまではいけるんですが。加藤さんいかがですか」
加藤「膝の靭帯を痛めていますから。春菜行くか?」
近藤春菜(お笑いタレント)「全員に振られても」
この中から出場者が出るか? 来年の東京マラソンも楽しみだ。
みっちゃん