第2回米朝首脳会談は国際政治の大イベントとあって、ワイドショーも週初めから取り上げた。ただ、トランプ大統領と金正恩委員長がどこでどういう形で会うのかも明らかにされず、テーマもわかっているのは非核化と経済制裁解除と大枠だけで、突っ込んだ番組つくりは難しく、朝鮮問題の専門家を呼んで、どんな会議になるのかを予想するぐらいしかできなかった。
それは会談が始まってからも同様で、何が話し合われたのかさえはっきりしない。結局、<米朝首脳夕食会は超簡単メニュー!前菜とメインとデザートだけ・・・食事より会談優先>(TBS系「ビビット」)、<米朝首脳会談「夕食会」同席の第三の男がキーパーソン!李容浩VSポンペイオ国務長官>(フジテレビ系「とくダネ!」)と、和気あいあいの食事風景でお茶を濁さざるを得なかった。
米下院の公聴会で尻に火のついたトランプ
ところが、2日目は一転、昼食会は中止、合意文書の署名も吹っ飛ぶ物別れになってしまった。翌日のワイドショーは今度は舞台裏を解説した。<米朝首脳会談どころじゃなくなったトランプ!ロシア疑惑の決定的証言飛び出し大慌てで帰国>(テレビ朝日系「モーニングショー)、<詰め甘いままトップが会って「エエッ、聞いてないよオ」米朝首脳会談決裂の舞台裏>(「ビビット」)と戸惑うばかりだった。(テレビウォッチ編集部)