博多大吉キャスターが「インターネットの広告を巡るトラブルが最近増えているそうですよ」と注意を呼びかけた。金儲けのノウハウなどをネット上で売りつける「情報商材」という手口で、広告に釣られてトラブルに巻き込まれる中高年が増えているという。
国民生活センターに寄せられた情報商材に関するトラブルの相談件数は、2017年度は6639件、2018年度は今月12日(2019年2年)時点で6751件にのぼっている。
介護の合間に稼ぎたい・・・だまし取られた80万円
ある業者の動画広告は、「スマホを操作するだけで、誰でも収入が得られる」といい、最大120万円を支払うと、さまざまな商品の転売で稼ぐノウハウを教えてもらえ、電話サポートなども受けられるとなっていた。しかし、消費者庁が聞き取りを行ったところ、動画の中で大いに稼いだと語っていた登場人物は実在せず、体験談もすべてウソだった。
こうした動画広告に出演経験がある男性は、「専門学生の役ということで、『半年間で30万~40万円くらいをこれだけで稼ぎましたよ』と言わされた。もちろんウソです」と明かした。
親や親族の介護で外に働きに出るのが難しかった60代の女性は、情報商材の広告を見て、「簡単に確実に稼げるなら」と80万円を支払った。1年経ってもまったく収入が得られなかったそうだ。
スイーツ好き女性のアカウントだと読んでいくと・・・
魚住優アナが「最近トラブルが目立つネット広告のイメージです」と取り上げたのは、スイーツの写真をアップしたSNSの投稿だ。スイーツ好きの女性のアカウントに見えるが、「最近、毎日スイーツ三昧!! 簡単な作業で稼げるおかげ! みなさんにもオススメです!」といった文章とともに、URLと「#副業ママ」「#在宅ワーク」「#ママ友募集」など、ターゲット層が興味を持ちそうなハッシュタグを付け、情報商材に誘導している。
行政書士の田中康雄さんはこう警告する。「断定的に『毎月これだけ稼げます』などと表現しているのは誇大広告にあたり、特定商取引法に違反している可能性があります」
魚住アナ「国も『誰でも簡単に確実に儲けられます』とうたっている広告はほぼウソだと思ってほしい、気を付けてほしいということでした」
ゲストの新納慎也(俳優)「真面目に働けよってことですね」
羽田美智子(女優)「そんなに簡単なうまい話はないってことですね」
ネット広告の被害にあったら、消費者ホットライン「188(いやや)」に電話を。