体重268グラム、世界最小で生まれた男の赤ちゃんが3238グラムまで成長して、20日(2019年2月)に慶応病院元気で退院した。妊娠24週目(7か月目)に緊急帝王切開で生まれたのが昨年8月(2018年)で、両手の手のひらに載せても余るぐらいのちっちゃな赤ちゃんが、7か月間の栄養管理で、自分で母乳を飲めるまでに成長した。
母親は「正直、生きていられるのかわかからなかったので、こんなに大きくなって率直に嬉しいということだけです」と語った。
「超低出生体重児」の保育レベル高い日本
体重1000グラム未満で生まれた赤ちゃんは「超低出生体重児」と呼ばれ、とくに男の赤ちゃんは元気で退院できるのは難しいと言われている。東京都立大塚病院新生児科の藤井義夫医長は、「男の赤ちゃんは(肺の成長が遅いために)合併症で亡くなるケースが多いんです。その中で、とくに大きな合併症もなく退院されたことは凄いと思います。臓器などはできているが、それぞれが未熟状態なので、今後も注意深く見守る必要があります」と話している。
司会の小倉智昭「かわいい男の子になってよかったねえ」
伊藤利尋キャスター「日本やアメリカ、ドイツで(無事の退院が)多いんです。先進国ばかりですが、何か感じるものがありますね」
元気に成長してくれることを祈るばかりだ。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト