涙をこらえて歌う四三、笑わない花嫁スヤさん...
「しみじみ思うのは、愛する人(仲間・家族・生徒)を思い全身全霊で支える人達の純粋な心、魂。古き良き日本人の心の美しさです。今の世の中が忘れかけている美しさ。だから余計に胸打たれるのです。先駆けとなった人たちの苦労や苦悩。真面目一本で描けば暗くなってしまうが、ド真面目もある意味喜劇と紙一重。脇を固める役者さんは皆チャーミングで愛おしい」
「綾瀬はるかさんは登場するだけで華やかで可愛くて引き込まれる。特に着物で自転車をこぎ猛スピードで汽車を追いかけるシーンでは、運動神経の良さがわかりますし、嫁入り姿や表情に内面まで感じさせる雰囲気が自然に出ていて、本当に色々な役がこなせる素晴らしい女優だと思います」
「スヤさん、きれいで切ない。涙をこらえて歌っている四三にスヤさんが嫁ぐシーン。切なくて涙が出てしまいました」
「やはりスヤの嫁ぎ先で借りましたね。四三は好きと言ったわけじゃない。このお金で婚姻が早まっても何も言えない。それで思い出の歌を歌った。泣きたくなりました」
「土下座した四三のお兄さん、スヤの結婚、それから怒りながらも針仕事していた三島のお母さん。シャツを渡した後、線路上にへたばった姿は感動的でした。前作の西郷どんでは感動出来なかったので久々です。感動とは裏腹に、新聞記者の取材は今後四三を苦しめていくのでしょうね
「雄叫びを上げない四三。笑わない花嫁スヤ。物言わぬふたりの、その沈黙が、 互いを想う気持ちと、その固い決意を感じさせ、じんわり胸熱くなりました」
「やはり、このドラマ面白い。さすが、何気にクドカン。個性豊かな俳優があまりに多すぎて、結果わちゃわちゃし過ぎ、いささか不評な序盤でしたが、そんな中で、このドラマを、清々しさをもって牽引してくれたのが、ただ前だけを見て直向きに走る四三と、その彼を一途に想うスヤ。風光明媚な熊本の風景も相まって、どこか埃っぽく、とっ散らかった印象のこのドラマに、爽やかな一陣の風を感じさせてくれました」
(テレビウォッチ編集部)