先週の視聴率は9・9%、今週は9・5%と坂道を転げ落ちはじめた大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」(総合・日曜よる8時)をてこ入れするため、NHKはあす23日(2019年2月)午後4時10分から、第1話から第7話をまとめた30分の特番を放送することになった。
24日の第8話は主人公・金栗四三がいよいよ日本選手として初めてストックホルムオリンピックに向かう話で、ハイライト番組で盛り上げて、翌日につなげようというわけだ。
NHK内は危機感いっぱい
木田幸紀放送総局長は定例会見で「PRや解説番組で補強して、前半のヤマ場をじっくり楽しんでいただけたらと思います」と話していたが、この特番もそうした番組宣伝のひとつなのだろう。何としても3週連続の1ケタ視聴率を阻止しろというのが至上命令なのだ。
ここで食い止められないと、後はズルズルとどこまでも落ちていってしまうと、NHK内は危機感いっぱいだ。(テレビウォッチ編集部)