紳士的なエリートになりすまし...「婚活アプリ詐欺」で逮捕された27歳男の正体

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   最近、「婚活アプリ」で出会うカップルが増えているが、こんな詐欺男もいるから用心したい。

   2018年9月、婚活アプリで知り合った女性に「出張に行くけど財布をなくした」などと言って20万円をだまし取った容疑で逮捕・起訴された大嶽翔仁(おおたき・しょうじ)被告(27)。警視庁が余罪を調べているが、被害にあった女性は十数人に上るとみられている。

高校時代からおカネには汚いという話が...

   ターゲット女性を高級レストランや高級旅館に連れて行き、紳士的な態度で甘い言葉をささやいていたという大嶽被告。学生時代の友人は「付き合いがすごくうまくて、年上年下関係なくすぐ溶け込めていた。顔も良かったですし、途切れなく交際相手がいた」と話す一方、「高校時代、金銭的問題っていうのは結構あった。友達から金を借りて返さないとか、金に汚いという話は聞いたことがある」とも明かす。

   アプリのプロフィールでは「デベロッパーとして丸の内や銀座、西新宿を担当」「趣味はサーフィン」などと日焼けしたイケメン画像をアップして、理想の男性になりすましていたが、年収や職業はすべてでたらめだった。

   自分が簡単に登録できるアプリは避けるべき

   そもそも婚活アプリの信用性はピンキリだ。プロフィールの本人確認をするものもあれば、自己申告だけで済むものもある。専門家は「免許証など本人確認書類の登録が必要など、手続きが煩雑なサイト・アプリほど信用性が高い傾向がある」と話している。自分が登録する際、面倒だと感じるくらいのサイトやアプリの方が安心なようだ。

   さらに、国民生活センターは「お金の話が出たらまず疑うこと」と注意している。

   中江有里(女優・作家)「残酷なのは、女性たちは結婚したいという気持ちで登録しているのに対し、(大嶽被告は)最初からだます目的で登録しているところ。この温度差はものすごい。自分がだまされる対象だったと知った心の傷は、お金以上のものがあります」

   司会の小倉智昭「古市君、登録してみたら面白いんじゃない?」

   古市憲寿(社会学者)「僕はやったことないのですが、名前が結構出ている僕の知り合いは軽いアプリに登録したら、すぐにバレたらしいです。登録するならちゃんとしたところがいいですよね」

   小倉「友達って言ったけど自分だろ、それ」

文   ピノコ| 似顔絵 池田マコト
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