オンラインゲームでつながるイマドキの出会い 恋愛、結婚に進む?カップルに密着取材

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

   オンラインゲーム人口はいまや4900万人、日本人の3人に1人が楽しんでいるという。世界では24億人。顔も知らない同士が一つのゲームをはさみ、対戦したり、助け合ったり、会話を交わしたり、そして中には本当に出会って、深い関係にもなる......イマドキの出会いを「ビビット」が追った。

   リポーターの上路雪江が、ネットジャーナリストの三上洋さんと秋葉原のゲームセンターを訪れた。オンラインゲームとは、ネットを通じて複数の人が参加するゲームの総称だ。パソコンだけではなく、スマホやTVゲーム機でもできるし、「eスポーツ」という賞金をかけた分野にまで発展している。

ゲームをしながらおしゃべりでき、性格もわかる

   上路が席に座ってレシーバーをつけたら、「あ、誰かの声が聞こえた」。「よろしくお願いします」という男性の声。「サムさん」というハンドルネームの人だった。「お仕事は?」「今日は休みで」「何歳?」「41歳です」と、ゲームをしながらおしゃべりできる。時に信頼関係ができるのが最大の特徴だ。

   終わって上路、「なんとなく感じがわかりますね。サムさんは優しいイメージだった」。「カップルもできやすい」と三上さん。「3~4時間、同じ目的でチャレンジしているから」

   実際に顔をあわせるのを「オフ会」と呼ぶが、グループもあれば、1対1もある。「初対面でもゲームの話から入れるから、やりやすい」のだそうだ。そこから恋愛、結婚と進むこともある。

   今日初めて顔を合わせるカップルに密着した。美容師の吉川孝さん(27)。相手の女性は顔も知らない、本名も知らない。ただ、ゲームの進め方である程度性格はわかる。「男気がある」人だという。あだ名は「ポポさん」。「6時半にハチ公前で」と約束した吉川さんの前に「ポポさん」が現れた。

   マスクで顔はよくわからないが、まずまず普通の人だ。吉川さんはホッとしたらしい。「これからハンバーグを食べに行きます。ゲームの話です」。これがイマドキの出会いだ。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
姉妹サイト