「安倍首相からノーベル平和賞に推薦された」トランプ氏の暴露は日本の恥か、米国の恥か?

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   「安倍首相からノーベル平和賞に推薦された。私はありがとうと言ったよ」と、トランプ米大統領が先週金曜日(2019年2月15日)、明らかにした。「かつては日本の上空をミサイルが飛び交い、頻繁に警報が鳴っていたが、今は安全を実感している」と述べ、「どれも私のおかげだ」と自らの成果を強調した。これは日本の恥か、アメリカの恥か。

「目玉が飛び出た」(NBC)と米メディアも腰を抜かした

   米メディアからは、「目玉が飛び出た」(NBC),「韓国の文大統領の間違いでは?」(ワシントン・ポスト)といった驚きの声が上がった。

   安倍首相はきのう18日(2019年2月)の衆院予算委員会で野党議員から事実関係を問われ、トランプ大統領の取り組みを評価したうえで、「ノーベル賞の推薦に関しては(推薦した側も、された側も)50年間明らかにしないとされている」として推薦については発言を控えた。

   キャスターの水ト麻美「どう思いますか?」

   ロバート・キャンベル(国文学研究資料館館長)は、「まず言うべきは、自己暴露をした大統領のリーダーの資質のなさ。大切な同盟国のことを自分から不用意に言うことは、どういうことかと思います」とトランプ大統領を批判し、安倍首相に関しては次のように述べた。

   「安倍首相を弁護するつもりはありませんが、ノーベル平和賞は極めて政治的な意味合いが強いのが現実であり、その時点で、日本の国益を考えて動いたとすれば、理解できないことはない。ホワイトハウス側から日本に推薦を依頼したとも報道されている。もしそうなら、日本の恥というより、アメリカの恥だと考えます」

   司会の加藤浩次「それだけ、大統領が追い込まれているのでしょうか」

   キャンベル「追い込まれているというより、とにかく24時間、自分の成績、業績を嘘も含めて、ずっと強調しています。それだけ、2020年の再選に向けてかなり厳しいと思っているのでしょう」

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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