テニスの大坂なおみ選手がサーシャ・バイン氏とコーチ契約を解消したことが話題になっているが、世界ランキング1位となってから初の世界大会ドバイ選手権を前にした17日(2019年2月)、コーチ問題について初めて口を開き、「おカネのためではない」「成功より幸福感を大事にした」と語った。
金銭トラブルの噂は「もっとも傷ついた」と否定
電撃解消は「チームのエネルギーを変えるためだった。幸せでいる以上の成功など望んでいないし、私を幸せにしてくれる人々と一緒にいたかった」と話した。そして、金銭面のトラブルがあったのでは、という問いには「それがもっとも私は傷つけた」とキッパリ否定。バイン氏について「彼がしてくれたことすべてに感謝している」とかばった。
司会の羽鳥慎一「おカネよりも優しさというと、もっと衝撃的な感じがしてしまいます」
石原良純(タレント)「バインコーチとは成功するかもしれないが、幸せではないということになってしまう」
元テニスプレーヤーの吉田友佳さんは、コーチと選手がすごす時間に長さを指摘する。「選手はコート以外でもコーチと一緒にすごす時間が、家族といる時間より多くなり、普段の生活からストレスがかかります。少しずつ合わなくなってきたところで、関係がすごく崩れる前にということではないですか」という。
玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「このままいくといがみ合う、そこまでの関係だったということですね」
ドバイ選手権では、大坂を16歳のころから知る吉川真司・日本テニス協会女子代表コーチ(41)がサポートし、大会後に本格的なコーチ選びを始めるという。
大坂は「ポジティブな考えを持つ人で、回りくどく言われるより直接言ってくれるほうがいい」と話した。
後任コーチには、オランダのグローネフェルト氏やオーストラリアのケーヒル氏の名前が上がっている。さらに、元女王のナブラチロワやクリス・エバートらを「大穴」という声も出ているそうだ。