大河ドラマ「いだてん」、「韋駄天」走りで視聴率急降下、最速ひとケタ記録 ネットでは「残念!」の声

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   中村勘九郎(37)と阿部サダヲ(48)がダブル主演するNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」第6話が10日(2019年2月)に放送されたが、視聴率が9.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、大河ドラマ史上、最速でひとケタに陥落したことが12日、明らかになった。

   スポーツ各紙(オンライン版)が一斉に報じた。

   これまで大河ドラマでひとケタ視聴率を記録したのは、12年「平清盛」、15年「花燃ゆ」、18年「西郷どん」の3つ。それでも初めてひとケタになったのは「平清盛」が第31話、「花燃ゆ」が第15話、「西郷どん」は第37話目だから、「いだてん」は文字通り、「韋駄天」の速さで急降下したことになる。

「高齢者にはテンポ早すぎ」「たけしを見ると息苦しい」

   もうすぐ、前半のヤマ場のストックホルムオリンピックを前に大丈夫だろうか。そうでなくても、前半の主人公・金栗四三は「日本マラソンの父」で箱根駅伝の創始者でもあり、スポーツ界ではよく知られた人物だが、後半の主人公・田畑政治にいたっては、1964年の東京五輪誘致に尽力した朝日新聞記者というだけで、ほとんど無名の存在だ。

   インターネット上の感想を見ると、脚本を手がけている宮藤官九郎の「クドカンワールド」に高齢者層が付いていけないことと、古今亭志ん生役のビートたけしに違和感を覚える人が多いようだ。こんな声だ――。

   「ドラマとしてイマイチ面白くないんだよね。最初の勢いは良かったけど、人物描写が浅い。あれじゃただの『お人好し』の『間抜け』ばかりだよ。視聴率はまだまだ下がるだろう」

「五輪に関連づけたマラソンだが、いかんせん金栗氏の知名度は一般の人には判らんだろう。残念ながら視聴率も10%割ったようだ。わしはもう見ん!」

   「ビートさんを降板させて、ビートさんの物真似をしている松村邦洋さんに代えましょう。少しはマシになる。あと時系列を飛ばすのは、高齢者にとっては分かりづらいので禁止。大河は奇をてらう必要もないし、笑いもいりません」

「高齢者にはテンポが早く、出演者の誰もがワザとらしい不自然な演技で、うるさいドタバタドラマです。 もっと自然な、穏やかな、謙虚なドラマを切望」

   「今週は幼稚過ぎます。これを笑えないのは視聴者がおかしいと思うのであれば、それまで。子役の男の子も浣腸はない。せっかく良い味を出していたのに下品です。たけしさんは、ご自分で、落語は難しいとおっしゃっていました。見ていて、こちらが緊張して、息がつまるのです。神木さん、荒川さん、もっと違った形で観たかった。もったいないなあ。宮藤監督の映画やゆとりが大好きでした」

「これ、朝ドラで2020年の4月~9月にやれば、 凄く良かったと思います。大河としては大失敗、残念」

   (テレビウォッチ編集部)

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