「明石家さんまさんの一言で楽になりました」
周囲からの理解を得にくいということも、患者を苦しめる。油関連企業に勤めていた男性は、医師から周りにパニック障害を公表するよう勧められた。告白すると、職場も取引先も配慮してくれて、症状が改善した。
京都府立医科大学の貝谷久宣・客員教授は「自分が迷惑をかけていないか、迷惑をかけたくないという人が非常に多いですね。気を使われることに気を使うのが、この病気の特徴です」という。
剛さんは芸人の先輩、明石家さんまに話したところ、「額にパニックの『P』マークをつけて、パニックマンになってコントを作れ」と言われ、楽になったという。「周りの人が"大丈夫なのか?"ではなく、普通に笑顔で接してもらうのが大事。理解してもらうことが大事なので、公表したほうがいい」と話した。
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バルバス