俳優の新井浩文容疑者(40)が、1日(2019年2月)、強制性交等罪の疑いで逮捕された。名脇役として名をはせた演技派俳優は、ニュースの「主役」として世間を騒がせることになった。
3回は普通に利用したのに、4回目に部屋を真っ暗に
被害にあったのは、派遣型マッサージ店の女性従業員Aさん。2018年7月1日午前2時半ころ、東京・世田谷区にある新井容疑者の自宅マンションに呼び出され、力づくで押さえつけられ、暴行を受けたとされる。
新井容疑者から初めて指名を受け、客が有名俳優だと知らなかったというAさんだが、最初から不審に感じたことがあった。部屋の中が真っ暗だったというのだ。
このことから警察は、新井容疑者が最初から性的暴行におよぶつもりだったとみて調べを進めている。
さらに、新井容疑者がこの店を利用するのが4回目だったことも憶測を呼ぶ。「常連客」として店の信頼を得たところで、突如豹変したのではないかというのだ。だとしたら本当に卑劣だ。
強制性交は、最高懲役20年の非常に重い罪
強制性交等罪は懲役5年以上20年以下の非常に重い罪だ。山田秀雄弁護士によると「減刑の理由がない場合、実刑の可能性が非常に高い。過去のデータで見ても、起訴されると8割が実刑になっている」。さらに、山田弁護士は「示談ができていないとすると、被害女性の中で『許さない』という気持ちが相当大きい可能性がある。だとしたら不起訴にするのは難しい」と話す。
また、新井容疑者が「頭を押さえつけていない」など、容疑を一部否認していることについて、「一部否認の主旨が『強制性交罪でいうような、レベルの高い暴力ではない』ということだとすれば、全体を否認していることと変わらない。いわゆるセクハラ行為だったと言っているのかな、と気になります」と話す。
夏野剛(慶應義塾大学特別招聘教授)「男、ダメっすね。一人暮らしの自宅に若い女性が来てボディタッチがある...。そこでそういう気になっちゃう男の浅はかさが出ている。性的なサービスはないにしても、そういうことを喜んでしまう(人たちに対し)サービスを行っているのはギリギリの感じですよね」
司会の小倉智昭「性的なサービスをしているところもあるから、勘違いして呼ぶ輩もいそうです」
橋口いくよ(作家)「知り合いにセラピストや整体師の仕事をしている人がいますが、たまに変な人がいるそうです。多めにお金を渡されて(性的サービスを)頼まれ、断ると不機嫌になるような。こういう要求に個人的に対応している人がいるとすれば、(男性は)ほかのところでも大丈夫なんじゃないかと思ってしまいそう」