愛知県みよし市の名古屋刑務所で、きのう31日(2019年1月)までに、受刑者と職員あわせて300人がインフルエンザに集団感染していたことが明らかになった。1709人いる受刑者のうちの205人、452人いる職員のうちの95人で、刑務所の感染数としてはこの5年間で最多だ。すべてA型だった。
刑務所では工場での刑務作業があり、ここで感染が拡大したようで、今週から受刑者の作業を中止し自習時間としているが、収束のめどは見えない。工場を閉鎖しても、「炊事、洗濯はやめられません。洗濯物についたインフルエンザウイルスで感染が拡大してしまった例が過去にありました」と元刑務官の金谷道範氏は説明した。
所内の診察所で予防接種
小倉「刑務所ではマスクもできないの?」
ニュースデスクの笠井信輔「去年からマスクをしているんです」
名古屋刑務所は高齢者や持病のある受刑者63人に予防接種し、職員や受刑者全員にマスクを配布した。面会者など出入りする人にもマスク着用を義務付けている。また、受刑者の手やドアノブなどの消毒も行っているが、感染拡大は止まっていない。
小倉が「予防接種や治療って、ぜんぶ刑務所内の医師がするの?」
笠井「そうです。基本的には刑務所内の診療所でまかなっています」
文
バルバス| 似顔絵 池田マコト