司会の小倉智昭が「腹が立ってる」と言う。東京オリンピック・パラリンピックの日程についてだ。小倉の好きな陸上競技の男子100メートル、110メートルハードルの決勝が「午前中に行われるらしいんです」「高い放送権料を払っているアメリカのゴールデンタイムに合わせたようで、それならアメリカでやれ!と言いたい。東京でやるんだから、仕事終わりの、夜のいい時間帯に人気種目はやってほしい。これじゃ、仕事が手につかないじゃないですか」
そんな競技と開閉会のチケット料金が決まった。日本の事情を無視した競技時間と料金は見合っているのか。
「陸上男子100メートル決勝」午前中なのに13万円
開会式は最高のA席が30万円、B席24万2000円、C席10万7000円、D席4万5000円、最も安いE席でも1万2000円である。小倉が注目の陸上は、決勝A席が13万円、最安値のE席が5800円。柔道は決勝5万4000~1万円、予選で1万5500~4000円。テニス決勝は最高5万4000円で、最安値は1万円。競泳決勝は最高10万8000円、予選でも高い席で3万7500円、最安値のD席だと5800円だ。
小倉「種目によっては、せっかくチケットが取れても、日本選手が出ないこともあるよね。水泳は日本選手が決勝に進む可能性高まってるけど、種目が少ないから、時間が空いちゃうんだよ」
文
バルバス| 似顔絵 池田マコト