火付けてこい!「明石市長」2年前の暴言がなぜ今ごろ?4月の市長選がらみの暴露か

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「火をつけてこい。燃やしちまえ。捕まってもいい。損害賠償を個人で負え」

   兵庫県明石市の泉房穂市長の暴言の酷さには呆れるが、2017年6月と2年近くも前のことが、なぜ今ごろ暴露されたのか。しかも、単純にブチ切れたのではなかった。職員を説得する言葉もあったのに、公開された音声には省かれていた。

   どうやら、近く実施される市長選挙が絡んでいるようだ。謝罪会見で「辞任などを検討されているか」と問われ、泉市長は「許されない発言なので処分を受けるのは当然だと思うが、辞職に関しては、2か月後に統一地方選挙が迫っているので、明石市民のみなさんにご判断を仰ぎたい」と辞職を否定した。4月21日に予定されている市長選に立候補する意向を表明している。

担当職員はきちんと仕事してたのか?

   泉市長は東京大卒後、NHK職員、弁護士を経て旧民主党から衆院選に当選、2011年から明石市長を務めている。

   浜田敬子(「ビジネスインサイダージャパン」統括編集長)は「犯罪を指示するような発言はだめですよね。ただ、今回感じたのは、報道の仕方って難しいなと言うことです。(暴言の)音声だけが独り歩きしてしまい、最初はなんってひどい市長だと正直感じました。
背景として、担当職員が仕事をきちっと進めていたのかどうかも含めて取材し、この市長の話もセットで報じるべきだったと思います」と話す。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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