インフル新薬「ゾフルーザ」使わない方がいいの?症状長引く耐性ウイルス出現!

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   1回飲むだけで効き目があるインフルエンザ新薬「ゾフルーザ」について、厚生労働省は「ゾフルーザを投与した小学生2人から耐性変異ウィルスが検出された」と発表した。耐性ウィルスによって、薬が効きにくくなるおそれがある。

   池袋大谷クリニックの大谷義夫院長は「耐性ウィルスがある人は、症状が治まるのに通常より11時間遅れるというデータがあります」と話す。子どもの場合は30時間遅れてしまうという。

   インフルエンザの薬はタミフル、リレンザ、イナビルの3種類だったが、ゾフルーザが昨年3月(2018年)に発売されて人気となった。ただ、今回の厚労省の発表を受けて、処方の第1選択をゾフルーザからイナビルに変更した病院もある。

   池袋大谷クリニックでは、以前は8~9割の患者がゾフルーザを選んでいたが、現在はゾフルーザ、イナビル、タミフルがほぼ3分の1ずつだという。

ワクチン効かない変異ウイルス拡大の恐れ

   司会の加藤浩次「耐性ウィルスを外にまき散らして、他の人が耐性ウィルスに感染するということもあるんですか」

   けいゆう病院感染制御センターの菅谷憲夫医師は、「今のところはまだ事例はありませんが、わからないというのが現状で、インフルエンザの専門家はそこを心配しています」と説明する。

   加藤「耐性が出やすいということは、お医者さんは知っていたんですか」

   菅谷医師「専門家は学会などで『耐性が出ますよ』と言っていましたが、一般の医師の多くは知らなかったと思います」

   松田紀子(雑誌「レタスクラブ」編集長)「新薬だから効くのかなと勝手に思っていました」

   宮崎哲弥(評論家)「厚生労働省がもっとこういう情報を広く伝えるべきです」

文   キャンディ| 似顔絵 池田マコト
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